株価はこの1年で約67%下落。それでも、暗号資産の買い増しを進める構えだ。
米ナスダック上場のトロン社(証券コード:TRON)が、最大2億ドル(約316億円)の普通株式を売却できる新たな資金調達枠を届け出た。調達資金は、財務資産として保有する暗号資産トロン(TRX)の積み増しに充てる。
10月14日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した書類によると、採用するのは市場価格で株式を随時売却する「ATM(アット・ザ・マーケット)方式」。販売代理人を務めるクリア・ストリートを通じて普通株式を売却し、同社に売却総額の最大3%を手数料として支払う。対象株式の額面は1株0.0001ドル(約0.016円)だ。
トロン社はすでに、日々の買い増しも打ち出している。今年2月に発表した購入計画は、360日間連続で毎日約5万ドル(約790万円)分のTRXを購入するというものだ。
10月15日には、平均取得価格0.3347ドル(約52.9円)で14万9369TRXを追加購入した。これにより、保有量は7億1890万TRXに達した。記事執筆時点の評価額は約2億3700万ドル(約374億4600万円)に上る。

Tron SEC filing on a $200 million ATM program with Clear Street LLC. Source: sec.gov
一方、株価には厳しい数字が並ぶ。ヤフー・ファイナンスによると、15日のトロン株は前日比4.7%安で取引を開始。過去12カ月で約67%下落しており、さらに下げ幅を広げる出足となった。

