米ブロックチェーン企業「フィギュア・テクノロジー・ソリューションズ」(Figure Technology Solutions)が、まさに“がっぽり”稼いでいる。
同社は8月某日(木曜)、2026年第2四半期(4〜6月期)決算を発表した。個人向けローン仲介事業、いわゆる「マーケットプレイス」の取扱高は43億ドル(1ドル=約159円換算で約6837億円)に達し、前年同期比でなんと132%増という驚異的な伸びを記録した。
純利益に至っては、前年同期の約3000万ドル(約47億円)から192%増の8700万ドル(約138億円)へと、ほぼ3倍に膨れ上がった。純収益も前年から2倍以上に増え、2億2600万ドル(約359億円)。純利益率も10.5ポイント上昇して38.8%に達しており、まさに“濡れ手で粟”の決算と言っていいだろう。
フィギュアのマーケットプレイス取扱高には、住宅担保ローン(HELOC)、DSCR(負債支払能力比率)ローン、個人ローンなど、自社のローン組成システムを通じて処理された案件に加え、同社プラットフォーム「フィギュア・コネクト」(Figure Connect)経由で取引された第三者ローンも含まれる。このフィギュア・コネクト経由の取引だけで28億ドル(約4452億円)、実に全体の65%を占めた。
2024年6月にスタートしたばかりのこのマーケットプレイス事業、その取扱高は前年同期比262%増というから恐れ入る。この四半期だけでローン組成パートナーを102社も新規開拓し、提携先の合計は489社にまで膨らんだ。
CEOのマイケル・タネンバウム(Michael Tannenbaum)氏は、7月の週間ローン申込額が10億ドル(約1590億円)を突破したと明かしている。同社は第3四半期(7〜9月期)の消費者ローンマーケットプレイス取扱高について、48億〜52億ドル(約7632億〜8268億円)になるとの見通しを示した。
米証券大手バーンスタイン(Bernstein)のアナリストらは、5月の時点で「フィギュアは第2四半期に過去最高の取扱高を記録するだろう」と予測していた。その根拠となったのが、ブロックチェーン上でリアルタイムに公開されているデータだ。アナリストらは、こうしたライブなブロックチェーンデータによって、投資家が同社の融資活動をほぼリアルタイムで追跡できるようになりつつあると指摘していた。

