ブロックチェーンネットワークのダウンタイムの原因と影響

概要:先日、ソラナ(Solana)などの複数のブロックチェーンでダウンタイムが発生した。ポリゴン(Polygon)とカルダノ(Cardano)もネットワーク障害が多発していた。

先日、ソラナ(Solana)などの複数のブロックチェーンでダウンタイムが発生した。ポリゴン(Polygon)とカルダノ(Cardano)もネットワーク障害が多発していた。

ダウンタイムとは、サーバー機器や回線、ソフトウェアなどの何からの不具合から障害が発生し、サービスの提供が停止してしまうことを指す。

出典: https://cutt.ly/PSO7Hbu

3月10日にPolygonチームは、アップグレードのリリースにより、ダウンタイムが発生する可能性について告知した。告知の数時間後にダウンタイムが始まり、コンセンサスメカニズムとブロックチェーン生成がエラーが11時間以上続いた。ユーザーウォレットの資金への影響は確認されていないが、DeFi分野の数十億ドルの資金に影響を与えた可能性がある。このダウンタイムは、Polygonの中央集権化を証明する形となった。

ソラナは2021年末から2022年初めにかけて、4回の大規模なダウンタイムが発生した。これはソラナ・ブロックチェーンの価値に大きな影響を与え、ブロックチェーンにロックされた資産とSOLの価格はその後、50%以上下落した。

ダウンタイムの主な原因について、ソラナが主張している毎秒6万5千件のトランザクション処理目標に関係があると考えられている。ソラナのトランザクションの検証には非常にパワフルのハードウェアが必要であり、エラーに関する情報は現状ほとんど存在しない。また、ソラナのトランザクションは低コストであるため、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃*を受けやすい。攻撃者はこの弱点を突くことで、ブロックチェーンに対して意図的に障害を発生させることが可能だ。ソラナチームの説明によると、ソラナブロックチェーンはまだテスト段階であることが判明した。

*分散型サービス拒否(DDoS)攻撃とは、複数のマシンから大量のトラフィックを浴びせてサービス(通常はウェブサイト)を利用できなくし、サーバーが正常に機能しなくなるようにする攻撃のこと。

これらの欠点を解消するバージョンのリリースまでには、まだ多くの開発工程が必要であるとされている。

カルダノはダウンタイムが発生していないが、この数週間はネットワークが混雑する問題が発生している。分散型取引所であるSundaeSwapとMinSwapのユーザーからは、取引などの操作の待機時間が1〜8時間がかかると報告されている。これにより、一部のユーザーからは、ブロックチェーンと比べるとカルダノは遅すぎるという不満の声も上がっている。現在、カルダノはハイドラへのアップグレードを進めており、これによりトランザクション速度は理論上秒間100万件にまで拡大し、既存の全てのブロックチェーンを凌駕する性能になると期待されている。

一部のユーザーはブロックチェーンがまだ開発中であることから、ダウンタイムに対して一定の理解を示している。一方、これらに批判的な意見を発するユーザーも多い。彼らは「ブロックチェーンの障害は、ユーザーの数十億ドルの資金を無期限に凍結することになる。それは容認できない」と主張している。

ブロックチェーンは信頼性の高い安全な金融サービスプロバイダーになるために、24時間稼働を維持する必要がある。世界経済、特に金融取引に関してはミスが許されず、ダウンタイムが今後、ブロックチェーンの信頼に悪影響を及ぼす可能性もある。

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