S&P500種株価指数は2026年に13.5%上昇。7月までの12か月間で米国消費者物価が3.4%上昇を記録したが、それを上回った。
この傾向は長期的にも当てはまる。過去20年間の暦年のうち16年で、同指数は米国のインフレ率を上回ったことが歴史的なデータで示されている。
スポンサード
スポンサード
S&P500はインフレ率をどう上回ってきたか
The Kobeissi Letterによると、S&P500は2025年に2.70%のインフレを加味しても、実質リターン14.76%を達成した。過去2年も同様に実質リターンが高く、2024年は21.47%、2023年は22.11%を記録している。
「株式は歴史的にインフレ対策として最良の資産の一つである」と投稿に記載された。
ただし、統計が示すほど常に優れているわけではない。株式がインフレ率を下回った年は2008年、2011年、2018年、2022年の4回。
このうち3年は、インフレ率が3%未満であった。2008年12月の消費者物価伸び率は0.1%だったが、S&P500はこの年37%下落した。
S&P500とインフレ率の比較 出典:BeInCrypto
2022年の結果は異なる。米労働省労働統計局(BLS)によると、12月の消費者物価は前年比6.5%上昇。S&P500は18.11%下落し、実質損失は約23%となった。
過去期間で12月のインフレ率が4%を超えた年は3回のみ。S&P500は2007年と2021年にはインフレ率を上回ったが、2022年には届かず。最大の実質リターンは2013年で、指数が30.42%上昇し、インフレ率は1.5%だった。
最新ニュース速報はX(旧Twitter)公式アカウントで
AI関連利益が実質リターンをけん引
2025年は企業利益が上昇の主因となった。First Trustの試算では、指数の上昇分17.9ポイント中13.5ポイントが1株当たり利益の増加による。
The strength of this market is unprecedented.
The S&P 500 has traded for 22 consecutive sessions without a decline of at least -1.0%.
Furthermore, the Volatility Index, $VIX, has closed at or below 16 points for 18 straight trading days.
On Friday, the $VIX finished at 14.4… pic.twitter.com/MU6nKHopWO
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) August 30, 2026
FactSetによれば、アナリストは2026年第3四半期の利益成長を前年比28.2%、通年では31.2%と予測している。
この成長は一部の企業に集中している。ゴールドマン・サックス・リサーチのベン・スナイダー氏は5月、AIインフラ関連企業が今年の指数利益成長の約半分を占めるとの見通しを示した。また、市場の値動きが狭まっている点にもリスクがあると指摘した。
一方で、この10年S&P500上位10銘柄のうち9銘柄は同じAIインフラ関連分野に属する。中でもエヌビディアは13000%超の上昇で群を抜く。
インフレ率は春以降、落ち着いてきた。5月までの1年間で消費者物価は4.25%上昇、7月には3.4%に鈍化した。

