ロビンフッドは6日、同社がかつて検討し却下した社名を冠した猫のミームコインを上場した。トークンは上場から数時間で2倍超に急騰したが、その後ほとんどの上昇分を失った。
キャッシュキャット(CASHCAT)は上場前後の15時間で、0.0853ドルから0.2143ドルに上昇した。オンチェーントレードデータによると、これは151%の値動きに相当する。トークンは現在0.1185ドル付近で推移している。
CASHCAT価格推移 出典: Robinhood
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ロビンフッドが捨てた社名に由来する上昇
CASHCATはロビンフッド自身を皮肉ったジョークトークンだ。プロジェクトの公式サイトは、同社のブローカーサービスが当初「キャッシュキャット」と名付けられそうになったとし、2021年のブラッド・テネフCEOによる投稿を引き合いに出している。
このトークンはロビンフッド社とは一切関係がない。運営サイトもその点を明確に示している。
「いいえ。我々はただキャッシュキャットという名前が非常に良いと考え、ロビンフッドが捨てるべきではなかったと思っているだけだ。これはティッカー付きのファンフィクションだ」と、CASHCAT公式サイトのFAQには記載されている。
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1時間で値動きの大半が発生
買いは突発的に入った。CASHCATはUTC正午の1時間で0.1288ドルから0.2143ドルまで上昇し、60分間で66%上昇した。この1時間の取引高は1720万ドルに達し、1日で最も大きい取引となったことがGeckoTerminalのデータで示されている。
高値は7月11日に記録した過去最高値0.2288ドルの6%以内に達したが、その後上昇は一気に巻き戻された。CASHCATは現在、木曜日の高値から42%下落している。
CASHCAT価格推移 出典: Gecko Terminal
要因は規模の小ささだ。メイントレーディングプールの規模は約530万ドル。1日の取引高は約9260万ドルに達した。一日の取引高がプールの17倍となれば、大口の売りで価格は大きく動く。
依然として売り手より買い手が多い。取引は買いが3万1267件、売りが1万9088件だった。現時点のミームコイン価格に基づく時価総額は1億1680万ドルで、全体で232位となっている。チェーン記録によると保有ウォレット数は4万8710。
依然としてロビンフッドチェーンで主導権を握るのはミームコイン
ロビンフッドは7月1日、自社ブロックチェーンをローンチした。同社はアービトラム上に構築し、株式や上場投資信託(ETF)などの現実資産向けに設計したとアピールした。
しかし投資家は猫型トークンを選択した。ローンチ初週からミームトレーディングがチェーンの主流となり、7月を通じて株式型トークンよりもミームコインの方が高い価値を保った。一時は取引高が過去最高を記録した。
木曜日にも同様の傾向が見られた。チェーン全体の取引高は5億1780万ドルに達し、1日で60%増加。総預かり資産は4億3300万ドルに達したことをDefiLlamaのデータが示す。猫コインが全ネットワークを動かした格好だ。
CASHCATは過去30日で約1193%上昇し、7月には一時2億ドルの時価総額を突破した。分析会社アルテミスは、この種の投機熱がロビンフッドのトークン化計画を複雑化させるリスクを指摘している。
バブルマップス、初期購入ウォレットを特定
オンチェーン分析企業のバブルマップスは、上場発表前に購入していたウォレットを調査した。分析では、新たに作成された多くのウォレットがCASHCATを大量に保有していたことが判明した。
バブルマップスはウォレットの所有者名や不正行為の疑いについては言及していない。ロビンフッドもこれらアドレスに関してコメントしていない。
次の課題は明確だ。CASHCATが上場のトレンドが落ち着いた後も、新規リテール購入者を維持できるかが焦点となる。

