暗号資産クジラ、フィッシング被害2年後に2560万ドル消失

概要:正体不明の暗号資産クジラが攻撃者にウォレットを抜き取られ、約2560万ドル(aWBTC、DAI、WBTC、ETHなど)を失った。ハッカーは盗んだ資産を2000万DAIと3000ETHに換金し、4つのアドレスに分散させた。同じウォレットは2023年9月にもフィッシングで2420万ドルの被害に遭っており、累計被害額は約5000万ドルに達する。前回は資金の約9割が返還された経緯があり、今回も返還されるかが焦点となる。

正体不明の暗号資産クジラが、攻撃者によってウォレットを抜き取られ、2560万ドルを失った。ハッカーは盗んだ資産をダイ(DAI)とイーサリアム(ETH)に交換したと、オンチェーン分析のSpecter氏が報告した。

同じウォレットは、2023年9月にもフィッシング攻撃で2420万ドルを失った。その後、攻撃者は資金のおよそ9割を返還した。

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An unknown victim was just drained of $25.6M in assets.

The attacker swapped all the assets, including WBTC, cbBTC, LDO, USDS, and CRV, for DAI and ETH.

Interestingly, the same wallet was drained of $24.23M in September 2023 due to malicious token approvals. The attacker… pic.twitter.com/xhGObE5zsS

— Specter (@SpecterAnalyst) August 12, 2026

攻撃者がクジラのウォレットからaWBTC、DAI、WBTCを流出

ブロックチェーンセキュリティ企業のPeckShieldは、被害額の大きい保有資産について詳細を明らかにした。その中にはaWBTCが630万ドル分含まれる。DAIの損失は510万ドル、ラップド・ビットコイン(WBTC)の直接保有分は470万ドルとなった。

イーサリアム(ETH)も約260万ドル分が流出した。cbBTC、USDS、Lido DAO(LDO)、Curve DAO(CRV)なども少額ながら流出した。

攻撃者は得た資産を2000万DAIと3000ETHに換金した。盗まれた資金は現在、4つのアドレスに分散している。

被害者ウォレットから流出したトークンの一覧 出典: X/PeckShieldクジラは2023年にも2424万ドルのフィッシング被害

被害者ウォレットは度重なる損失歴がある。PeckShieldは2023年9月、同じクジラがフィッシング攻撃で2420万ドルを失ったと報告した。この被害には約4851 rETHと9579.2 stETHが含まれる。

当時のフィッシャーも、トークンを約1万3785ETHと164万DAIに交換した。今回の2件で、同アドレスの累計被害額はほぼ5000万ドルとなった。

この窃盗は、暗号資産セキュリティ分野で事件の多い月に発生している。DefiLlamaによれば、8月中に記録されたハッキングは13件、集計被害額は1200万ドルを超えた。

決済プロセッサーのCoinsbuyが8月9日に790万ドルを失い、この大半を占めている。今回の攻撃者が2023年の事例のように資金を返還するかどうかで、被害者の回収額が大きく左右される見通し。

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