ビットコインETFから先週の2日間で5億ドル超が流出する一方、Zcash(ZEC)関連商品には4110万ドルが流入した。ビットコインの下落を受け、投資家がプライバシー重視型の暗号資産に資金を移している可能性がある。
グレースケールのZcash ETFは、9月中旬以降で最大の週間資金流入を記録した。ZECの再上昇や暗号資産市場全体の回復を見込む投資家の動きとして注目されている。
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ビットコインファンドは一時の買いが寄与し、週間で3億120万ドルのプラスとなった。イーサリアムETFは2億2070万ドルの資金流出。
Zキャッシュへの資金回帰の背景とは
Zキャッシュの戻りは、苦しい3週間を経ての展開。これまでにETFは1億4300万ドルの流出となったが、先週だけでその29%近くを回復した。
さらに月曜日には1040万ドルの流出があったが、その後4日連続で資金流入が続いた。金曜日だけで2050万ドルが流入した。

ZキャッシュETFの週間資金フローチャート 出典: SoSoValue
買い手の復帰は、Zキャッシュの直近の調整を受け、一部の投資家が回復に賭ける姿勢を示す。
非公開取引への特化という特性が、従来と異なる投資の魅力を持つものの、資金流入データだけでは資金回帰の理由までは特定できない。
Zキャッシュの価格回復は維持できるか
目先の重要水準は1200ドル。ZECは先週1118ドルまで下落後に反発したが、アナリストの見方は割れている。
ZECが1223ドルを上回って引ければ、上昇傾向のシグナルと指摘するアナリストもいる。この場合、10月28日ごろ短期移動平均線の好転につながり、強気のモメンタムが示唆される。
Whale Factorはやや慎重な見通し。ZECは下降チャネル内にあるとし、597ドルを主要な過去の水準とみている。
9月の動きは警戒材料。9820万ドルの資金流入を記録した翌週から3週連続で流出となり、ZECは1690ドル付近の高値から下落した。
今後のETF資金フローや、10月27〜28日の米連邦準備制度理事会(FRB)会合が、Zキャッシュの回復持続可否の判断材料となる。

