ブラジルの証券取引所、デジタルレアルへのオラクル導入を目指す

概要:ブラジルの証券取引所B3は、ビットコイン(BTC)の上場投資信託を扱っている世界でも数少ない取引所の1つである。そのB3が今、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)にデータをインプットする方法を探っている。

Helen Partz

ブラジルの証券取引所、デジタルレアルへのオラクル導入を目指す

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ブラジルの証券取引所B3は、ビットコイン(BTC)の上場投資信託を扱っている世界でも数少ない取引所の1つである。そのB3が今、同国の中央銀行デジタル通貨(CBDC)にデータをインプットする方法を探っている。

B3の上場商品・データ責任者のルイス・コンディック氏は、ブラジルが計画しているCBDC(デジタルレアル)と外部データとをつなぐオラクルの提供をB3が検討中であると述べた。9月30日にブラジル中央銀行が開催したCBDC関連のオンラインイベントで発言した。

「私たちはそうしたことを検討中であり、このエコシステムに参入してやり取りするのに最適な方法を探っている。しかしながら、このプログラム可能な現金決済システムの将来的な必要性を満たすため、進化・前進させるべきものだと私は信じている」

オラクルはスマートコントラクトの重要な要素で、外部ソースからのデータフィードを提供し、特定の条件下でスマートコントラクトを実行する。コンディック氏によると、スマートコントラクトはブラジルのCBDCにいくつかの利点をもたらす可能性がある。B3のオラクルデータに基づいた自動的な利益分配もそうした利点の1つだ。

「用途は豊富にある。例えば、企業の収益に応じて株主に自動的に配当を出すように設定することも可能だ。また、自動決済や売掛金の自動支払いを設定したり、流通網においてサプライヤーに自動的に支払ったりすることもできる」

ブラジル中央銀行は20年10月に仮想通貨産業を調査する専門の部署を立ち上げ、CBDCの開発を進めてきたが、今回のニュースはそうしたタイミングでもたらされた。9月9日には、CBDCに関する調査の一環として、ブラジル中央銀行がスマートコントラクトや分散型金融の可能性を調査中との報告書を公表している。

規制当局は22年に概念実証を実施した後、23年にデジタルレアルの試験運用を始める予定だ。

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