AIゲームが「新黄金時代」到来へ イーロン氏も同意

概要:エピックのティム・スウィーニーCEOは、AIのゲーム開発ツールが新たな黄金時代をもたらすと述べている。イーロンも同意。スウィーニーCEOは、過去の自分のコーディング作業の70%は繰り返しだったと指摘。

イーロン・マスク氏は、AIゲームツールが新たな黄金時代をもたらすと語るエピック・ゲームズのティム・スウィーニーCEOの主張を支持した。スウィーニーCEOは、AIの導入により、従来は制作費が売上の数倍もかかっていたため実現が困難だったゲームの開発が可能になると指摘した。

ただし、スウィーニーCEOはAIを熟練したプログラマーの代替手段とは位置付けていない。同氏は、多くのコーディング業務自体が当初から難しい作業ではなかったと語る。

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Unreal Engine開発者が「コーディングの70%はルーチン」と呼ぶ理由

スウィーニーCEOはXで追加投稿し、Unreal Engine 1開発時の時間配分を説明した。エピックのゲームエンジンは1998年にシューティングゲーム「Unreal」と共に初出荷となった。

難易度の高い課題、例えばテクスチャマッピング、ネットワーク、システム設計などに約30%の時間を費やした。残り70%は大量のコードの入力やリファクタリングといった作業だった。

同氏はこのルーチン作業を現代のバイブ・コーディングになぞらえ、開発者がAIにプロンプトを与え、結果を確認する手法と比較した。そのため、ゲーム開発の70%についてAIツールを活用するのは必然だと考えてきた。

同氏にとってより大きな驚きは、AIがより難しい課題にも対応し始めている点である。これは、id Softwareの共同創業者で「Doom」や「Quake」の主任プログラマーだったジョン・カーマック氏になぞらえた。

「より驚くべきは、AIがインスタント版カーマックのような存在となり、難解な技術課題を極めて巧みに、しかもクリーンに解決しつつあることだ」

スウィーニーCEO

こうした進展は、ゲーム以外の分野でも見られる。今年5月にはOpenAIモデルが80年越しの数学難問を単独で解決した。

AIゲーム開発がゲームスタジオにもたらす意味

マスク氏の「True(その通り)」という一言の返信は、X上で200万回以上閲覧された。

今月初め、エピックは従業員に対し、AIによるコーディング推進の一環で手書きによるコード作成の中止を通達した。

スウィーニーCEOは創造性の側面も変容すると見ている。今後はキャラクターの経歴や性格、しぐさなどには注力しつつ、全台詞を個別に作る必要がなくなる可能性がある。

同氏は「フォートナイト」内ダース・ベイダーイベントを初期事例に挙げた。2025年5月、プレイヤーは故ジェームズ・アール・ジョーンズ氏の声を用いたAIベイダーとライブで会話できた。一部プレイヤーはこのキャラクターに不適切な発言をさせることにすぐ成功した。

AIゲームツールが開発期間やコストを削減すれば、スタジオの現場はコード入力からデザインやコンセプトアートへと重心を移す可能性もある。これは、GTA6の長期遅延がホワイトハウスでさえ皮肉を飛ばす業界において重要な変化である。

スウィーニーCEOにとって重要なのは、開発者がどう作るかではなく、最終的な製品の質である。

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