Nvidiaの2026年4-6月期決算は8月26日に発表され、売上高は962億ドルとなり、ウォール街予想の922億ドルを上回った。次期(7-9月期)は1080億ドルを見込むとしたが、Nvidia(NVDA)の株価は時間外取引で下落した。
同社の売上は前年同期比で2倍以上となった。株価は1.59%安の209.66ドルで引け、その後、決算発表を受けて205ドル前後まで下落した(Yahoo Finance調べ)。
2026年8月26日のNvidia決算発表後に下落を見せるNVDAの時間外価格チャート 出典: Yahoo Finance
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Nvidia 4-6月期決算は売上高106%増
ウォール街は920億ドル台を中心に、大きな決算日となるとみていた。Nvidiaの売上はこれを約40億ドル上回り、調整後1株利益(EPS)も2.10ドル予想に対し2.22ドルだった。
データセンター部門売上は890億ドルとなり、858億ドルの予想を上回った。前年同期比で117%増。大手クラウド事業者(ハイパースケーラー)向けは487億1000万ドルで、こちらも435億5000万ドルの見込みを超えた。
このような幅広い需要の拡大は、AIバブル論議で指摘されていた特定顧客への依存に対する懸念を和らげる。
調整後の粗利益率は75%でガイダンス通り。調整後純利益は54%増の540億ドルとなり、フリーキャッシュフローは213億ドルだった。
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7-9月期見通し、市場予想を上回る
10月期(7-9月期)の売上予想は1080億ドル(上下2%の幅)、コンセンサスの1042億ドルを上回った。この水準は、非公式に取引デスクで注目されていた「ささやき予想」1070〜1100億ドルとも一致。
見通しには引き続き、中国からのデータセンター関連売上を含んでいない。一方、主にメモリ調達関連で契約購入義務は1190億ドルから2790億ドルに拡大した。粗利益率の見通しは74%とやや低下。
またNvidiaは、AIシステム「Blackwell」の後継「Vera Rubin」が本格生産に移行したと発表した。提携先で既にラック運用が始まっている。
「AIは転換点を迎えた。有用な作業が実用化され、トークンは生産性と収益性を持つようになった。いまやコンピュートこそが収益源だ」とジェンスン・フアンCEOは同社の決算声明で述べた。
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なぜNVDA株は下落しているのか
堅調な決算にもかかわらず、株価は時間外で208ドル前後と、終値から約0.8%下落した。最大の理由は、この水準の好決算が既に織り込まれていたこと。1080億ドルという見通しも最も強気な見方に並ぶ水準で、ポジティブサプライズは限定的だった。
投資家からは事前に、決算トラップへの警戒も出ていた。NVDA株は直近4四半期連続で、好決算でも下落してきた。
ポジションも慎重姿勢が優勢だった。7営業日連続で下落するなか決算発表を迎え、半導体株全体も三角持ち合いを形成し発表前は模様眺めだった。
株主還元が反応を下支えする可能性もある。Nvidiaは四半期中に約260億ドルを株主に還元し、現在も約990億ドルの自社株買い枠が残る。
この影響は1社だけに及ばない。Nvidiaとマイクロンを合わせると、ウォール街の利益成長の3分の1を占める。今後、決算説明会の内容次第で時間外の下落が深まるか、反転するかが決まる。メモリ価格や「Rubin」の進捗に関するコメントが、木曜日の寄り付き以降のAI関連銘柄の動向を左右する展開。

