ミームコインBONKで32億円が消えた「みんなで決める仕組み」が逆に悪用された衝撃

概要:ミームコイン・プロジェクトの開発者らは、攻撃発覚後に捜査当局へ通報したと説明。現在は「資金の回収と責任者の特定」を急いでいるという。

犬系ミームコイン「ボンク(BONK)」を支える分散型自律組織、ボンクDAOが、何者かによって2000万ドル相当、日本円にして約32億5000万円分のトークンを抜き取られたと明らかにした。手口は、ボンク側いわく「悪意あるガバナンス提案」を利用した攻撃だったという。

ボンク・プロジェクトは月曜日、Xへの投稿で、今回の2000万ドル、約32億5000万円規模の攻撃について、すでに捜査当局へ通報したと説明した 。現在は「資金の回収と責任者の特定」に向けて動いているという。ボンクDAOによれば、攻撃者らはソラナ・ブロックチェーン上にあるプロジェクトの財務金庫から、2000万ドル相当のトークンを抜き取った。

ボンクは、ドージコイン(DOGE)やシバイヌ(SHIB)などと並ぶ犬系ミームコインのひとつだ。2022年12月にローンチされ、開発者らはトークン総供給量の半分をエアドロップで配布していた。今回の攻撃報道を受け、BONK価格は24時間で約7%下落し、約0.05ドル、すなわち約8.1円まで値を落とした。

ミームコイン市場全体にも逆風が吹いている。DOGE、SHIB、ペペ(PEPE)など主要ミームコインの時価総額は先週、約2年ぶりの低水準に沈み、約220億ドル、約3兆5700億円まで下落。その後、7月に入り260億ドル超、約4兆2200億円まで回復した。

Source: Bonk Inu

コインマーケットキャップのデータによれば、記事執筆時点のミームコイン全体の時価総額は253億ドル、約4兆1100億円。それでも過去12カ月では54%超の下落となっている。

5月には、ミームコインのローンチ・プラットフォームであるDxSaleが、BNBチェーン上の流動性提供者に影響するサイバー攻撃を受け、730万ドル、約11億9000万円相当のトークンを失ったと報告している。ブロックチェーン調査員らは攻撃者のウォレットを特定できたものの、ある専門家は、資金移動に使われたインフラの性質上、その追跡は困難になる可能性があると指摘していた。

トランプのミームコイン投資家は大損 一方で本人は暗号資産収益を開示

土曜日、ニューヨーク・タイムズは、ドナルド・トランプ米大統領のミームコイン「オフィシャル・トランプ(TRUMP)」に投資した約100万人が、6月30日時点で合計380万ドル、約6億2000万円の損失を出していたと報じた。

同報道は、ブロックチェーン分析企業ナンセンのデータを引用したものだ。これに先立つ数日前、トランプ氏は自身の暗号資産関連事業から14億ドル超、約2274億円の収益を得ていたと開示している。そのうち、ミームコイン関連プロジェクトからの収益は約6億3500万ドル、約1032億円にのぼるという。

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