アップルがテレグラムを「App Store」から一時"追放"! 児童性虐待コンテンツ発覚で緊急削除、暗号資産「グラム」も一時6%超の大暴落

概要:米アップルがメッセージアプリ「テレグラム」をApp Storeから一時削除した。児童の性的虐待コンテンツを禁じるポリシー違反が理由だが、テレグラム側が該当コンテンツを削除し投稿ユーザーを追放したため復活した。暗号資産市場では関連トークン「グラム」が一時6.4%下落したが、その後ほぼ回復。テレグラムはXで「私の死の報道は大げさ」と余裕を見せた。ただ、ロシアでは創業者ドゥーロフ氏がテロ関連容疑で追及され、オーストラリアでもテロ関連コンテンツの削除怠慢を理由に法的措置に直面している。

米アップルが、メッセージアプリ「テレグラム」を「App Store(アップストア)」から一時的に削除していたことが分かった。米ブルームバーグが報じた。

アップルの審査で、児童の性的虐待に関するコンテンツを禁じる同社ポリシーに違反する内容が見つかったためだという。

もっとも、テレグラム側が問題のコンテンツを削除し、投稿したユーザーを追放したことで、アプリはその後、無事に復活を遂げた――アップルはそう説明している。

この“騒動”に敏感に反応したのが、暗号資産市場だ。テレグラム関連トークン「グラム」は、削除報道を受けて一時、1.41ドル(約222円)から約6.4%下落し、1.32ドル(約208円)まで急落した。

だが、である。暗号資産情報サイト「コインゲッコー」のデータによれば、本稿執筆時点でグラムは約1.40ドル(約221円)まで値を戻しているのだ。

「私の死の報道は、いささか大げさに誇張されている」

テレグラムはX(旧ツイッター)にこう投稿し、リンゴの絵文字を添えて、余裕たっぷりに“生存”をアピールしてみせた。

しかし、テレグラムを取り巻く状況は、決して楽観できるものではない。同社は違法コンテンツの扱いをめぐり、ロシアとオーストラリアの両国で法的措置に直面しているのだ。

ロシアは、過激派とされるコンテンツの扱いを問題視し、創業者のパーベル・ドゥーロフ氏をテロ関連の容疑で追及。一方、オーストラリアの「eセーフティ長官(コミッショナー)」も、テロ関連コンテンツの削除を怠ったとして、同プラットフォームを相手取り、裁判手続きに乗り出している。

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