徳俵に足をかけるビットコイン、総弱気は反転のサイン?【仮想通貨相場】

概要:本日のBTC相場は底値を固める展開を予想する。BTCは1月24日の年初来安値33,000ドルを割り込み、30,000ドルで何とかサポートされた。29,000~30,000ドルの水準は昨年4月のピークアウト後に5月、6月、7月と3度サポートされた水準で、重要なサポート水準。これを下抜けると2万ドル近辺まで目立ったサポートがない、いわば最終防衛線に差し掛かった形か。

Cointelegraph Japan 2022年05月10日 09:35 徳俵に足をかけるビットコイン、総弱気は反転のサイン?【仮想通貨相場】

マーケット

著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト

東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

ポイント

・年初来安値更新、30,000ドル台へ下落

・米株続落・UST不安再燃

・UST不安は典型的な取り付け騒ぎ、準備資産のBTC運用があだとなったか

・地合いは悪いが、FRBのトーンに変調も

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は続落。

日曜日未明に36,000ドル(約470万円)近辺から下落、アジア時間は年初来安値となる33,000ドル(約430万円)台でサポートされていたが、海外市場に入り下抜けすると、30,000ドル(約390万円)台でサポートされている。

このところ3億ドル以上のBTCを準備資産として購入し話題となっていたLUNA財団が運営するステーブルコインUST(Terra USD)が大口の換金売りでドルとのペッグが崩れたことをきっかけに、日曜日未明にBTCは値を下げた。

月曜日に入りLUNA財団がUST防衛策を発表したこともあり、年初来安値となる33,000ドル台でサポートされていた。

注目のロシア戦勝記念日は無難に終わったが、サウジアラビアが中国からの需要減などを理由に6月から欧ア向けの原油価格を値下げするとしたことから週明けの原油相場が下落、米長期金利も反落した。

週明けの米株市場が、この動きをインフレ圧力後退というより、景気減速懸念と捉えたせいか、エネルギー関連銘柄を中心に続落して始まると、BTCは年初来安値を割り込んで下落した。

同じ頃、一時落ち着いていたUSTのドルとの乖離が再拡大、準備資産であるBTCへの売り圧力が懸念されたこともBTC下落を後押ししたか。

ウクライナ情勢が欧米の金融不安リスクを高めるとのFRB報告で米株は下げを拡大させたが、エルサルバドルのBTC買い増しなどもあり、BTCは30,000ドル台ではサポートされている。

免責事項

このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。
前へ

ハードウェアウォレットによるステーキング|Ledger幹部が特徴を説明

次へ

ルナファウンデーションガードのウォレットから42500BTCが移動|USTペグが崩れる