UST不安がDeFiやNFTに飛び火、ビットコインはどうなる?【仮想通貨相場】

概要:暗号資産市場ではUSTの不安が、好調だったDeFiやNFTに飛び火し始めたが、大きなピクチャーで見れば、市場の流動性が吸収され、質への逃避が始まるにつれ、リスクが高く脆弱な市場から資金が引き上げられやすい地合いが背景にあるか。

Cointelegraph Japan 2022年05月12日 09:50 UST不安がDeFiやNFTに飛び火、ビットコインはどうなる?【仮想通貨相場】

マーケット

著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト

東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

ポイント

・ついに昨年1月の安値28,000ドルを一時割り込む

・米CPIはやや強め、米株下落、金利低下で質への逃避的な動き

・暗号資産では、UST不安がDeFiやNFTに飛び火

・ただBTCは売り一巡、アルト売りBTC買いが入る可能性も

昨日のBTC相場

昨日のBTC相場は下落。

月曜日に年初来安値33,000ドル(約430万円)を割り込んだ後、30,000ドル(約390万円)~33,000ドルのレンジでの取引が続いたが、今朝方、30,000ドルを割り込むと、昨年1月の安値28,000ドル(約365万円)を一時割り込んだ。

BTCは火曜日に30,000ドル割れでサポートされると、反発を始めたが、それまでサポートだった33,000ドルで上値を抑えられると、ドルとのペッグが崩れていたステーブルコインUST(Terra USD)が再び乖離幅を広げたこともあり30,000ドル近辺まで値を下げた。

その後、USTの創始者Do Kwon氏から防衛策などが発表されたことでUSTがやや値を戻したこともありBTCも値を戻したが、発表された米CPIが若干強い内容だったことを嫌気してBTCは急落。

米株先物が反発するとBTCも値を戻したが、その米株が高寄り後、反落するとBTCも下落に転じた。

その後もUSTは戻りきらず、関連トークンのLUNAが1日で1/30に暴落。更に代表的なNFT関連トークンであるApecoinの価格は1日で半分近くになり、DeFi PulseによればDeFiにロックされているトークンも1日で1割低下するなど、UST不安がNFTやDeFiに飛び火する中、BTCは昨年1月22日につけた安値28,000ドルを一時割り込んだ。

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。

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