2月18日に、ニューヨークで開催された2022年米国金融政策フォーラムで、連邦準備制度理事会(FRB)のラエル・ブレイナード(Lael Brainard)氏は、「将来のステーブルコイン市場は、個別のステーブルコイン発行者により支配される可能性が高い」と予測した。
ブレイナード氏は、「暗号通貨金融エコシステム、特に分散型ファイナンス(DeFi)が、ステーブルコインの需要を促進し、急速に成長させる」と考えている。さらに、日本時間先週月曜日の2022年のスーパーボウルでは、暗号通貨関連の広告が個人投資家へ与えた影響も大きかったと思われる。これにより、暗号通貨市場に参入する投資家は増え、より多くのステーブルコインが利用される可能性があると警告した。
coinmarketcapのデータによると、現在2つの主要なステーブルコイン発行者はテザー(USDT)とサークル(USDC)であり、暗号通貨時価総額ランキングではそれぞれ3位と5位であり、合計時価総額は1300億ドル以上となっている。
米国大統領金融市場作業委員会(PWG)のレポートでは、ステーブルコインのリスクについて説明した。ステーブルコインの3つの主要なリスク(取り付け騒ぎのリスク、決済リスク、システミックリスク)を強調した。
急速に成長するデジタル金融市場においてCBDCは、政府主導で発行される「低いリスクの暗号通貨」を投資家に普及することが主な用途となる。CBDCは、最も安全な暗号通貨とみなされるため、ステーブルコインしか持たない魅力を持っているとも言える。そして、CBDCは上記のステーブルコインの3つの主要なリスクを解決できる。
ブレイナード氏も、「CBDC(中央銀行デジタル通貨)がステーブルコインと共存することにより、相互補完関係となるかもしれない」と考えている。
・CBDCとは
CBDC(Central Bank Digital Currencies)は中央銀行デジタル通貨である。国際通貨基金(IMF)の定義によると、「CBDCは新型の通貨であり、中央銀行または政府主導で、デジタルの形で発行する法定通貨である」。
IMFによると、2014年以降、世界中の110以上の中央銀行がCBDCの導入に動き出している。一部の中央銀行のCBDCプロジェクトは既にテスト段階に入った。
世界中がCBDCに対する前向きな姿勢を取っているのに対して、米国はまだ慎重な態度を保っている。今年1月20日、米連邦準備制度理事会(FRB)では、CBDCに関連する報告書を公開し、CBDCの長所と短所を探すために、一般の投資家に意見を求めた。
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