①BNBが1年ぶりの低水準に ②北朝鮮のハッカーが盗んだビットコインを現金化しようとしている ③韓国で詐欺が増加 ④エヌビディア好決算 ⑤ステーブルコインUSDCの発行体がCircle社へ移行
①BNBが1年ぶりの低水準に
暗号通貨取引所バイナンスが独自発行する暗号通貨BNBはロシア制裁をめぐる新たなリスクに関する報道を受け、同社に対する規制や法的圧力がすでに高まっていることもあって1年以上ぶりの安値まで下落した。
BNBは8月22日午後に204ドルまで下落、2022年6月の暗号資産市場の下落以来、最も低い水準となった。その後、わずかに回復し、当記事執筆時点では205ドル付近で推移、1週間で約14%下落している。
②北朝鮮のハッカーが盗んだビットコインを現金化しようとしている
北朝鮮のハッカーが4000万ドル以上に相当する盗まれたビットコインを現金化しようとしている可能性があると、アメリカ連邦捜査局(FBI)が8月22日に声明で発表した。
北朝鮮を拠点とするLazarus(ラザルス)グループとAPT38は、決済プロバイダーAlphapoから6000万ドルを盗んだり、Atomic Walletから1億ドルを搾取したりするなど、2023年初めからの一連の暗号通貨ハッキングの背後にいたと考えられるとFBIは述べた。
③韓国で詐欺が増加
韓国で2022年の詐欺犯罪が2018年に比べて5万件余り増加し、32万4316件になったことが警察庁のまとめでわかった。犯罪全体に詐欺が占める割合も17.1%から22.6%へと5ポイント以上増えた。
警察庁は、韓国特有の賃貸制度を悪用して不動産の保証金をだまし取るなどの伝貰(チョンセ)詐欺や電話金融詐欺など、庶民の経済生活を脅かす悪質な事件を重点的に取り締まり、2022年8月から1年間で計3万1142件・3万9777人を検挙、2990人を拘束した。
④エヌビディア好決算
米半導体大手エヌビディアは24日に第2四半期決算(5-7月)を発表した。売上高は135億ドルで、市場予想の111億ドルを超えた。純利益は前年同期比9.4倍の61.8億ドルでともに過去最高。一株あたり利益(EPS)は2.7ドルで、市場予想の2.07ドルを上回った。データセンター向けのAI用GPUへの強い需要が主な要因だという。
また、エヌビディアが示した8-10月(第3四半期)売上高見通しは約160億ドルで、予想平均の125億ドルを大幅に超えていることも材料視され、株価は時間外で9%高となっている。
⑤ステーブルコインUSDCの発行体がCircle社へ移行
ステーブルコインUSDCの発行体がCentreから大手決済プロバイダCircle社へと移行することが発表された。
これまでUSDCの発行体として機能していたCentreは米大手暗号通貨取引所CoinbaseとCircle社の2社によるコンソーシアムで、今後Centreは無くなる。
今回の変更の背景には、米国および世界中でのステーブルコイン規制の明確化が挙げられており、Coinbase社は自社ブログで、昨今の規制環境の下でCentreのような独立したガバナンス機関は必要なくなったと説明した。
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