ワールドコイン共同創設者サム・アルトマン氏　日本での行列動画を共有

　　Arijit Sarkar

　　2023年07月27日 17:40

　　ワールドコイン共同創設者サム・アルトマン氏 日本での行列動画を共有

　　仮想通貨「ワールドコイン」（WLD）の関心低下が議論される中、同プロジェクトの共同創設者であり、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が、日本人が虹彩スキャンを提供して「無料」のワールドコイン（WLD）トークンを受け取るために行列している様子を示す動画を共有した。

　　アルトマン氏が共有した動画には、50ドル相当のワールドコイン（WLD）トークン（25WLD）を受け取るために日本人が長い列を作っている様子が映っている。ユーザーは虹彩スキャンによる身元確認を提供することが求められている。

　　「@worldcoinのローンチ3日目、世界中でクレイジー行列。現在、8秒ごとに1人が認証されている」とアルトマン氏はツイートした。

　　ワールドコインの説明によれば、オーブは生体認証デバイスで、生体データ収集に成功したユーザーにワールドIDを提供する。同社はオーブの設置場所を世界中に設ける計画で、グローバル規模でのオンボーディングプロセスを加速させる。

　　日本の投資家はワールドコインに対して大きな関心を示している一方で、香港の人々は同じ熱意を共有していないようだ。サウスチャイナ・モーニングポストによれば、香港の3つのオーブは初日に合計で600件に達したもみだった。

　　ワールドコインのサインアップは仮想通貨の採用に向けた一歩と見えるが、ツイッターの共同創設者ジャック・ドーシー氏やイーサリアムの共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏を含む一部起業家たちは、提案されたシステムが仮想通貨エコシステムが基づいている原則—プライバシー、アクセシビリティ、分散化—に反する場合、それは壊滅的であると考えている。

　　ワールドコインは、英国のデータ規制当局から抵抗を受ける可能性も浮上している。データ規制当局は、プライバシーと重要な生体認証データの安全性に関する懸念から調査していると報道されている。