ビットコイン、レンジを下抜け！下値の目途は400万円か？【仮想通貨相場】

　　Cointelegraph Japan

　　2023年07月25日 11:41

　　ビットコイン、レンジを下抜け！下値の目途は400万円か？

　　著者 松田康生（まつだやすお）楽天ウォレットシニアアナリスト

　　東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

　　ポイント

　　・一時29,000ドル割れ

　　・WLDローンチ後急騰もBTCは上がらず

　　・WSJがバイナンスの出来高水増しを指摘

　　・下値の目途は一目の雲の下限で半値押しの400万円近辺か

　　昨日のBTC相場

　　昨日のBTC相場は下落。

　　朝方30,000ドル（約425万円）台に乗せるも維持できずにいると、レンジの下限29,500ドル近辺を割り込み失速。29,000ドル（約410万円）割れでサポートされた。

　　リップル裁判で敗訴したSECが判決を無視するような主張を続けていることを嫌気し、XRPが軟調に推移する中、週末のBTCは29,000ドル台後半で上値の重い推移を続けていたが、レンジの下限となる29,500ドル近辺でサポートされていた。

　　週明けのCME先物開始を前に30,000ドル台に乗せるも同水準を維持できず、29,000ドル台後半に値を戻した。

　　その後、ツイッターがロゴをXに変更、CEOのEマスク氏お気に入りのドージコイン（DOGE）が急上昇、またチャットGPTのサム・アルトマン氏らが発行した虹彩認証で人間と判定した人にIDを付与するワールドコイン（WLD）がローンチと同時に急騰したがBTCへの影響は限定的だった。

　　WSJがバイナンスが出来高を水増ししていると報じると、BTCはそれまでのサポートされていたレンジの下限29,500ドルを割り込み失速、29,000ドルにワンタッチした。

　　その後、29,000ドルを割り込んだが、その水準ではサポートされ29,000ドル台に値を戻している。