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NounsのDAOフォーク案 「不誠実なマイノリティ」による攻撃懸念も【Weekly DAO Report】

 NounsのDAOフォーク案 「不誠実なマイノリティ」による攻撃懸念も【Weekly DAO Report】 WikiBit 2023-07-24 03:02

Nouns DAOが進める「DAOフォーク」機能が物議を醸している。

  

  著者 Hisashi Oki dYdX Foundation Japan Lead

  早大卒業後、欧州の大学院で政治哲学と経済哲学を学ぶ。その後、キー局のニューヨーク支局に報道ディレクターとして勤務し、2016年の大統領選ではラストベルト・中間層の没落・NAFTAなどをテーマに特集企画を世に送り込んだ。その後日本に帰国し、大手仮想通貨メディアの編集長を務めた。2020年12月に米国の大手仮想通貨取引所の日本法人の広報責任者に就任。2022年6月より現職。

  Nouns DAOが進める「DAOフォーク」機能が物議を醸している。

  Nounsは、毎日1体のNounが自動生成されてオークションにかけられるNFTプロジェクト。Nounsの売上はDAOの活動資金としてトレジャリーに保管される。DAOのトレジャリー資金は、マーケティング活動やガバナンスにおける実験等に投票を通じて使われており、Nouns DAOは、DeFi系を含めたDAOの中でも最も活発なDAOの一つと言える。

  そんなNounsが今、「Nouns Fork」という機能を導入しようとしている。今年5月に導入されたアイデアであり、専制的な多数派から少数派を守るために「DAOにおけるフォーク」の必要性が訴えられている。Nouns v3の開発ロードマップにも組み込まれている。

  Nouns Forkの仕組みは、以下の通りだ。

  どのトークン保有者もガバナンス提案に対してフォークを示すことができます。もしトークンの20%が離脱を示す場合、そのフォークは成功します。

  Tallyによると、仮に500のNounsが存在して100のNounsがフォークを選択すると、トレジャリー額の20%を手に入れて退場することができる。現在のNouns DAOのトレジャリー額は、5420万ドル。そのうちの20%は1000万ドルを超える。

  しかし、「正直なマイノリティ」を守ることは重要ではあるが、「不誠実なマイノリティ」も世の中には存在する。その際、20%の敷居は低すぎるのではないか?「不誠実なマイノリティによる攻撃」を恐れるNounerも出始めているようだ。

  例えば上記は最近のNouns購入者の投票行動を表したもので、v3の監査に関する提案以外全ての提案にNOを投じたことを示している。AgoraのCharlie Feng氏によると、彼らは「DAOから金を奪おうとする短期的なアジェンダを持つ者たち」であり「web3版のカール・アイカーン」と批判している。

  正直なマイノリティを守るために新たな施策を打とうとしているNouns DAO。DAOのフォークとは新たな発想だが、DAO資金の悪用に繋がらないか。Nouns DAOは岐路に立たされているようだ。

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