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中央集権型の仮想通貨取引所 DeFiのゲートウェイとなる=dydx財団CEO

 中央集権型の仮想通貨取引所 DeFiのゲートウェイとなる=dydx財団CEO WikiBit 2023-07-19 04:50

パリのイーサリアムコミュニティカンファレンスでのコインテレグラフとのインタビューで、dYdX財団のシャルル・ダウシーCEOは、中央集権型取引所がdydxの競合相手にはならないと語った。

  Tristan Greene

  2023年07月19日 13:50

  中央集権型の仮想通貨取引所 DeFiのゲートウェイとなる=dydx財団CEO

  分散型金融(DeFi)のdYdXプロトコルを支援するために設立された非営利団体であるdYdX財団は、、最新バージョンv4の公開テストネットを最近立ち上げた。財団によれば、これによりdYdXはv4メインネットの開始を予定よりも前倒しできるという。財団はこれを、dYdXの完全な分散化を表すものだと主張している。

  7月5日のテストネット立ち上げは、昨年dYdX財団が分散化に向けたロードマップで示した5つのマイルストーンの4つ目を表している。

  現在のライブバージョンでは、dYdXはまだ部分的に中央集権化されていると見なされている。ユーザー資産の保管は行わないものの、中央集権型のオーダーブックとマッチングシステムを使用している。v4がローンチされれば、この問題を解決するとされている。現在、dYdXは日々10億ドル以上の資金を動かし、満期日のない永久債(パーペチュアル)の世界最大の分散型取引所とされている。

  パリのイーサリアムコミュニティカンファレンスでのコインテレグラフとのインタビューで、dYdX財団のシャルル・ダウシーCEOは、完全な分散化に向けた動きと、それがパーペチュアルの中央集権型プロバイダーに何を意味するかについて語った。

  「彼らはdYdXプロトコルの競争相手ではない」とダウシー氏は述べ、「彼らは自分たちの仕事をよくやっている。初期から市場を支えてきたことを忘れてはならない。パーペチュアルは中央集権型のエンティティであるBitMexによって発明された」と語った。

  CEOは現在の業界の状況を過渡期であり、「分散化によるディスラプション」に向かっていると説明した。しかし、これが必ずしも中央集権型の組織をDeFiと競争させるわけではないと、彼はすぐに指摘した。彼の見解では、両者が共存するだけでなく、一般の仮想通貨の顧客全般に利益をもたらす可能性のある協力の機会があるという。

  彼はまた、今後数ヶ月か数年かで、中央集権型の取引所が分散型取引所へのゲートウェイとして機能すると予想している。「私は確かに、KYC(顧客認証)や顧客のリスクプロファイルを持つ中央集権型のエンティティが現物取引を自社で提供する世界を想像できる。もしかしたら、彼らは顧客にDeFiと比べてより良い体験を提供し、よりシンプルな統合と中央集権型の取引所からDeFiへの接続を可能にするだろう」と彼は付け加えた。

  同氏は、提案された状況が異例のものではないと説明し、マルチサービスの伝統的な金融機関の考え方を例に挙げた。「今日の銀行を考えてみてほしい。銀行の主要なビジネスはあなたの預金だ。そして銀行はあなたに保険を売り、銀行はあなたに住宅ローンを売り、銀行はあなたに様々なものを売っている」と彼は語った。

  ダウシー氏によれば、金融のパターンは、“パンとバター”となるコアビジネスから始まり、それに関連するサービスをバンドルして見つけていくことだ。彼はそれが人々が自分たちに合った方法で暗号資産サービスを採用することを可能にする限り、「エコシステムにとってのプラス」になると語った。

  ダウシー氏によれば、「人々は様々な方法で物事を消費したい。もしあなたにとってそれがより簡単で、あるいはあなたが自分のクリプト体験を管理するのを助けてくれるエンティティにより安心感を覚えるなら、そしてこのエンティティがあなたにDeFiへのアクセスを提供するなら、それは素晴らしいことだ」と話す。

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