ブラックロックの現物型ビットコインETF　SECが申請を受け入れ ｜ 正式な審査プロセス開始へ

　　Amaka Nwaokocha

　　2023年07月15日 18:11

　　ブラックロックの現物型ビットコインETF SECが申請を受け入れ ｜ 正式な審査プロセス開始へ

　　米証券取引委員会（SEC）は、ブラックロックのビットコインETF（上場投資信託）申請を受け入れた。前日にはビットワイズの同様の申請も受け入れている。

　　SECが申請を受け入れたことは、ブラックロックのETF申請の公式レビュープロセスの開始を示している。これは長い規制プロセスの第一歩であるが、ビットコインコミュニティにとっては大きな意義を持つ。SECがビットコインETFの考え方を探求し、その潜在的な市場効果を評価することになる。

　　ETFは特定の指数に従う投資信託で、通常は取引所で取引される。仮想通貨の領域では、1つまたは複数のデジタルトークンの価値を反映し、さまざまな仮想通貨を含むファンドが仮想通貨ETFとして知られている。

　　7月14日の金曜日、規制当局はワイズ・オリジン・ビットコイン・トラスト、ウィズダムツリー・ビットコイン・トラスト、ヴァンエック・ビットコイン・トラスト、インベスコ・ギャラクシー・ビットコインETFを含むさまざまなファンドの申請のレビューも進行中であると発表した。

　　金融業界でのブラックロックの地位を考えると、同社が現物型ビットコインETFへの参入を決定したことは重要である。資産運用会社ブラックロックによる現物型ビットコインETFの申請では、仮想通貨取引所コインベースとの「監視共有」に関する合意が含まれていた。同社がビットコインETFを追求するという決定は、伝統的な金融セクター内での仮想通貨の受け入れと認識の変化を強調している。

　　米国でビットコインETFを最初に立ち上げる企業間の競争は、仮想通貨業界にとって前向きな進展である。複数の申請があることで、成功の可能性は高まり、多様なアプローチと提案がSECに異なる戦略を評価し、潜在的な懸念を解消する機会を提供する。

　　現物型ビットコインETFは2017年以来、SECによって否認されてきた。しかし、カナダでは既にこのような金融商品が利用可能だ。パーパスビットコイン、3iQコインシェアーズ、CIギャラクシービットコインの3つの重要なファンドはすべて、現物型ビットコインに直接投資している。