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ビットコイン、リップル勝訴・SEC敗訴、それぞれの意味【仮想通貨相場】

 ビットコイン、リップル勝訴・SEC敗訴、それぞれの意味【仮想通貨相場】 WikiBit 2023-07-14 02:58

昨日のBTC相場は上昇。31,000ドル(約430万円)を上抜けると、年初来高値を更新、32,000ドル(約440万円)に迫った。

  著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト

  東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

  ポイント

  ・32,000ドル台手前まで上昇

  ・CPIに続きPPIも予想下回る

  ・リップル勝訴でXRP急騰、ジェミニの再上場検討が好感される

  ・SEC敗訴でコインベース株、SOLADAMATICが2割上昇

  昨日のBTC相場

  昨日のBTC相場は上昇。

  31,000ドル(約430万円)を上抜けると、年初来高値を更新、32,000ドル(約440万円)に迫った。

  インフレ減速を印象付ける弱い米CPIを受けBTCは31,000ドルトライするも、バーキン・リッチモンド連銀総裁がそれでもインフレは高すぎると利上げ継続を示唆したこともあり反落、また米当局による大口の売り警戒感も浮上、昨日未明にかけて30,000ドル台前半に反落した。しかし30,000ドル手前でサポートされると、日欧株の上昇もあり底堅い展開が続いた。

  予想を下回ったCPIを受け注目が集まったPPIだが、前年比でヘッドラインが0.1%、コアが2.4%といずれも事前予想(0.4%、2.6%)下回り、水準自体もインフレの正常化を印象付ける内容だった。

  これを受けBTCは強含むも31,000ドル手前で上値を伸ばせずにいると、ドル円が138円近辺まで下落、円建てのBTC価格は上値の重い展開となった。

  日付が変わるとリップル裁判でXRPの機関投資家向け販売は証券に該当するが、一般向け販売は該当しないとの判決が出された。これを受けXRPは2割強上昇、BTCも31,000ドル台に乗せるが、年初来高値手前で押し返された。

  すると米老舗交換所ジェミニがXRPの再上場を検討すると表明、XRPが前日比で2倍近くまで急騰する中、BTCは年初来高値に肉薄した。

  更に、このSECの敗訴を受け、彼らから提訴されていたコインベース株が25%上昇、また証券と名指しされていたソラナ(SOL)、カルダノ(ADA)、ポリゴン(MATIC)なども2割前後値を上げる中、BTCは年初来高値更新に成功した。

  しかし根強い戻り売り圧力に32,000ドル手前で跳ね返されると、コインベース株などの上昇一服もあり、31,000ドル台前半に値を下げている。

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