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香港での仮想通貨企業のライセンス獲得競争 まだ雇用には結びつかず=現地の人材紹介企業

 香港での仮想通貨企業のライセンス獲得競争 まだ雇用には結びつかず=現地の人材紹介企業 WikiBit 2023-07-11 06:50

仮想通貨関連企業が香港への進出を準備しているように見えるものの、それが現地での採用にまでつながっていないと、人材紹介業者たちは指摘する。

  Jesse Coghlan

  2023年07月11日 15:50

  香港での仮想通貨企業のライセンス獲得競争 まだ雇用には結びつかず=現地の人材紹介企業

  仮想通貨関連企業が香港への進出を準備しているように見えるものの、それが現地での採用にまでつながっていないと、人材紹介業者たちは指摘する。

  6月1日には、約150社が地元の仮想通貨ライセンスを取得し、地元の仮想通貨取引プラットフォームの運営を許可されるために列をなしていた。中にはライセンスを取得するために最大で2500万ドル(を投じたところもあると報じられている。

  大手人材紹介会社ヘイズのマネージングディレクターであるスー・ウェイ氏はコインテレグラフとのインタビューで、取引所が香港での拠点を築こうとしている一方で、業界の人材需要は「現時点では軽微だ」と語る。「多くのWeb3企業はまだ開発初期段階にあり、彼らが拡大・成熟を続けるにつれて求人が増えると予想している」とウェイ氏は言う。

  実際、ウェイ氏によれば、仮想通貨市場が下落して以降、彼女の会社は「技術人材の採用依頼が大幅に減少した」という。特に大量解雇が行われた際には、仮想通貨企業での就業をためらう人々が増えた。「仮想通貨の価格に依存しているため、ビジネスが不安定である」ことも躊躇する理由になったと彼女は語った。

  同様に、仮想通貨の人材紹介会社クリプトリクルートの創設者であるニール・ダンドン氏も、「香港で大きな動きを特に感じていない」と述べた。「ルールは変わったものの、現在のベンチャー活動は非常に低調だ」と彼は語った。「しかし、底を打った感じがあり、ここから上昇トレンドに転じると予想している」とダンドン氏は付け加えた。

  マイケル・ページ香港のマネージングディレクター、オルガ・ユン氏も、政府の最近の推進にもかかわらず、Web3の求職者が「大幅に増えた」という状況をまだ見ていないと語った。ただし、ユン氏は、Web3企業が「法務とコンプライアンスの採用を求める動きがわずかに増えた」と述べ、2023年の第2四半期中から後半にかけての動向を指摘した。

  先を見据えると、Web3の人材紹介会社プルーフ・オブ・サーチの創設者、ケビン・ギブソン氏は、企業がライセンス承認を待つ間、仮想通貨の人材が地域に流入するまでに6か月かかる可能性があるとコインテレグラフに語った。「専門的な人材の多くが近年香港を離れている」とギブソン氏は説明した。彼は、香港に進出する企業は「激しい人材争奪戦に巻き込まれるだろう」と述べた。

  香港での設立には、主要な役職をフルタイムのポジションにすることが求められる。ギブソン氏は、Web3企業が「計画通りに進むと、本社を仮想通貨に対して友好的な管轄区に移すことを考えるだろう」と考えており、2024年まで「人材の逼迫」が続くと見ている。

  香港の最新の人口統計データは、2020年以降の人口増加率がマイナスであることを示している。2023年第1四半期の雇用統計では、求人数が前年同期比で約38%増加した。

  ユン氏は、主な課題は「これらのセクターに興味を持つ人材を引きつけること」であり、多くの候補者は「現在の市場のセンチメント」を考慮してリスク回避的であるとも付け加えた。

  一方、香港フィンテック協会のニール・タン会長は、「伝統的な金融業界から仮想通貨業界に切り替えたばかりの人々と何人か会った」と語る。タン氏によれば、多くの人々は仮想通貨企業から直接アプローチを受け、一部はLinkedInなどのサイトを利用して仕事を見つけている。

  「伝統的な金融業界は毎年または2年ごとに人員を削減し続けている」とタン氏は付け加えた。「そのため、以前ほど安定性が魅力的ではない」。「香港での仮想通貨・Web3分野でポジティブなニュースがたくさんあるため、多くの人々がこの分野で挑戦したいと言っている」と彼は語った。

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