米CFTCの執行部門　仮想通貨企業セルシウスとそのCEOに規制違反があったと判断＝報道

　　商品先物取引委員会（CFTC）の調査員は、破産した仮想通貨レンディング業者セルシウスとその元CEOアレックス・マシンスキー氏が、企業の崩壊前に米国の数々の規則を破ったと結論づけたと報じられている。

　　ブルームバーグの7月5日の報道によると、CFTCの執行部門の弁護士は、セルシウスが投資家を誤解させ、規制当局に登録しなかったとし、マシンスキー氏が多数の規制を破ったと認定した。

　　もしCFTCの委員の過半数が調査員の結果に同意すれば、当局は今月中にも米連邦裁判所に対し、倒産した仮想通貨レンディング業者に対する訴訟を起こす可能性があると、情報源となった関係者は述べている。

　　CFTCの調査員の結果は、現在は消滅した仮想通貨レンディングプラットフォームに対する規制措置の山を増やすものだ。ニューヨーク州の司法長官は1月5日、マシンスキー氏が投資家を誤解させ、数十億ドルの損失を引き起こしたとして、マシンスキーを告訴している。

　　昨年6月16日、5つの州の証券規制当局は、同社が6月13日に突如ユーザーの出金を停止した3日後、セルシウスに対する調査を開始した。5月の裁判所の提出書類によると、証券取引委員会（SEC）とマンハッタンの連邦検察局も、同社に対する一連の調査を開始した。

　　コインテレグラフはCFTCとアレックス・マシンスキー氏に連絡を取ったが、まだ返答を得ていない。