仮想通貨ATM企業ビットコインデポ　7月3日からナスダックに上場へ

　　Turner Wright

　　2023年07月01日 09:40

　　仮想通貨ATM企業ビットコインデポ 7月3日からナスダックに上場へ

　　米国最大級の仮想通貨ATM企業の1つであるビットコインデポは、同社の株式公開を可能にする合併案を発表した。

　　6月30日の発表によると、フィンテック企業のGSR II メテオラ・アクイジションズ・コーポレーションは、ビットコイン・デポのための特別目的買収会社（SPC）として機能する合併を株主が承認したと述べた。2022年8月に初めて報告されたこの案件は8億8500万ドルを費やし、7月3日からナスダックでビットコインデポに投資家が投資できるようになる予定だ。

　　ビットコインデポの創設者兼CEOのブランドン・ミンツ氏によれば、この合併案は「数多くの成長の機会」を支え、北米でのビットコイン(BTC)の採用を促進することを目指している。投資家は、ビットコインデポの株式を通常株と公開ワラントのそれぞれのティッカーシンボルBTMとBTMWWの下で見つけることができるだろう。

　　この発表は、米国内の企業が仮想通貨製品やサービスを提供していることに対する規制当局と対立する中できた。米証券取引委員会は、バイナンスとコインベースの取引所に対して、未登録証券の提供の疑いで訴訟を起こした。しかし、6月にブラックロックが現物型ビットコイン上場投資信託のリスト登録申請を行ったことを受け、仮想通貨に対する投資商品の申請も増加傾向にある。

　　2016年に設立されたビットコインデポは、北米で最大の仮想通貨ATM企業の1つであり、そのウェブサイトによれば、9,130ヶ所のATMが存在している。