仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィック　裁判所に再建計画を提出

　　Amaka Nwaokocha

　　2023年06月22日 11:00

　　仮想通貨マイニング企業コア・サイエンティフィック 裁判所に再建計画を提出

　　ビットコインマイニング企業のコア・サイエンティフィックは、米テキサス州南部ヒューストン地区の破産裁判所に米破産法第11章に基づく再建計画を提出した。

　　この計画は主要な利害関係者との交渉の上で策定され、提出資料によれば、会社は破産手続きから新たなコア・サイエンティフィックの形状がどのようになるべきかについて「できるだけ多くの合意を得ることを目指している」という。

　　同社は昨年12月に破産申請を行って以来、流動性が向上し、事業計画を見直して復活を目指していると述べている。改善した財務状況は、ビットコイン価格の上昇、ネットワークのハッシュレートの増加、およびエネルギーコストの削減によるものであると会社は説明している。

　　第11章の破産は、企業が再建計画に同意するまで運営を続けることを可能にし、その中には、事業運営の縮小による負債の削減や、債権者への返済のための資産の清算などの措置が含まれる可能性がある。再建計画は、会社が自己を再建し、債権者に返済する方法を概説する正式な文書を指す。

　　再建計画の効力発生日には、占有債務者（DIP）の請求権を持つ者が、その請求権の全額かつ最終的な満足を受け取ることが説明されている。彼らは現金全額または合意した代替の処遇を受け取る。DIP請求権を担保するために付与されたいかなる担保権も終了し、会社の資産に対する担保権益が除去される。

　　コア・サイエンティフィックは今年1月、破産裁判所から許可を得て、同社の最大の債権者の一つである投資銀行B・ライリーから最大7000万ドルの融資を受けることになっていた。この融資は、現在の債権者が保有する融資ローンを返済するために使用されるが、その融資もB・ライリーからのものだという。