韓国の仮想通貨利回りプラットフォームであるハル・インベストは、委託業者だったB&Sホールディングス(旧Aventus)を、「虚偽の情報」を含む不正な経営報告書を提出し、同社およびそのユーザーを騙したと非難している。
韓国の仮想通貨利回りプラットフォームであるハル・インベストは、委託業者だったB&Sホールディングス(旧Aventus)を、「虚偽の情報」を含む不正な経営報告書を提出し、同社およびそのユーザーを騙したと非難している。
ハル・インベストはブログ投稿で、「ユーザーを保護するため」、B&Sホールディングスに対して刑事訴訟などの法的措置を取る予定だと明らかにした。ハル・インベストは、B&Sホールディングスとこの問題について協議中であるとしている。「再び、投資家や顧客に懸念や不便をおかけしたことをお詫び申し上げます。ユーザーを保護することが当社の最優先事項であるため、誠実に問題に取り組んでまいります」とも述べている。
シンガポールを拠点とするハル・インベストは、中央集権型のデジタル資産運用プラットフォームで、同社内の取引チームがユーザーにより賢明な金融判断を行うサポートを提供している。同プラットフォームは、アルゴリズム取引モデルを利用してビットコイン(BTC)、イーサ(ETH)、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)、リップル(XRP)の預金に対するリターンを最適化し、リスクを最小限に抑えながら最大の収益をユーザーにもたらすようにできるという。ハル・インベストは、8万人以上のユーザー基盤を持ち、980万件の暗号資産収益支払いを実施していると主張している。
ハル・インベストでの混乱が韓国地域の他のプラットフォームに波及効果をもたらしているようだ。6月14日、韓国の仮想資産運用および貸付プラットフォームであるデリオは、ハル・インベストの問題による地域内の投資家の混乱が増し、市場の変動性が高まる中、プラットフォーム上の出金を一時停止すると発表した。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン
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