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「SECの行動は受け入れられない」 仮想通貨業界関係者たちのSEC訴訟の意見は?【独自取材】

 「SECの行動は受け入れられない」 仮想通貨業界関係者たちのSEC訴訟の意見は?【独自取材】 WikiBit 2023-06-08 12:00

コインテレグラフは、SECの最近の行動に対する意見を求めて業界関係者を取材した。米国から仮想通貨企業を追い出すためだという意見から、単にSECの行動が怠慢によるものだと呼ぶものまで、業界の人々は最新の展開についての考えを披露している。

  Ezra Reguerra

  2023年06月08日 21:00

  「SECの行動は受け入れられない」 仮想通貨業界関係者たちのSEC訴訟の意見は?【独自取材】

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  仮想通貨の業界関係者たちは、米証券取引委員会(SEC)が大手仮想通貨取引所であるバイナンスとコインベースへの提訴について様々な反応をしている。

  6月5日、SECはバイナンスが未登録の証券を提供したとして訴訟を起した。バイナンス訴訟を提起したのと同じ理由で、委員会は翌日にはコインベースにも訴訟を起こし、取引所が提供している人気のある仮想通貨、例えばソラナ(SOL)、ポリゴン(MATIC)、ザ・サンドボックス(SAND)が証券に該当すると主張した。

  コインテレグラフは、SECの最近の行動に対する意見を求めて業界関係者を取材した。米国から仮想通貨企業を追い出すためだという意見から、単にSECの行動が怠慢によるものだと呼ぶものまで、業界の人々は最新の展開についての考えを披露している。

  「受け入れられない」規制へのアプローチ

  ブロックチェーン協会のCEOであるクリスティン・スミス氏によれば、SECの行動は予想されていたものの、それでもなお受け入れられないという。スミス氏は次のように説明している:

  「SECは法律を作るわけではない。確かに、この規制のアプローチは受け入れられないが、これは我々がSECとそのアンチ仮想通貨の姿勢から予想できるものだ。」

  彼女は、業界と米国議会が効果的な規制を策定しようとしている間、SECは「実質的な政策努力からの目をそらし続けている」と強調した。彼女は、SECがこのような方法で資産をリストアップすることで、公式のルール作りのプロセスを回避し、国民の関与を拒否しようとしていると考えている。

  一方、ステーブルコイン発行者テザーの最高技術責任者であるパオロ・アルドイノ氏は、企業がSECに対して提出した苦情は耳を傾けるべきだと考えている。アルドイノ氏によれば、米国のルールとガイダンスの不確実性は、国内の最大の仮想通貨支持者の間でも一般的なテーマになってきている。

  ターボス・ファイナンスのCEOであるテッド・シャオ氏もスミス氏の見解に同意する。シャオ氏は、「これはWeb3の開発者たちが望む方向ではない」と言う。彼は、SECが中央集権的な取引所だけでなく、Web3空間に敵対姿勢を示していると考えている。

  仮想通貨関係者を海外に追いやり、消費者の信頼を弱める

  SECの行動が受け入れられないというだけでなく、この分野で働く他の関係者たちは、この最近の動きの影響は、仮想通貨企業や専門家をより仮想通貨に友好的な管轄区域に押し出し、米国内での仮想通貨に対する消費者の信頼を弱めることになると考えている。

  インサイダー・インテリジェンスの仮想通貨アナリスト、ウィル・ペイジ氏は、最近の訴訟が、規制枠組みの不在におけるSECの「執行による規制」の意図を明らかにしたとみている。ペイジ氏によれば、これは国内で「すでに弱くなっている仮想通貨への消費者信頼」をさらに崩す可能性がある。

  仮想通貨取引所MaskEXの最高戦略責任者であるベン・キャセリン氏は、これがバイナンスに対する訴訟であるにもかかわらず、米国内の他のプレイヤーに影響を及ぼす可能性があると考えている。これが「香港、ドバイ、またはエルサルバドルなどの他の管轄区域に、イノベーションを推進し、資本と才能を引き付けるためのより多くの機会を開く」ことになるだろうと説明した。

  非代替性トークン(NFT)プロトコルEnjinの最高法務責任者であるオスカー・フランクリン・タン氏も同じ意見を持っている。タン氏によれば、世界は米国が仮想通貨について決断を下すのを待つことはない。タン氏は次のように説明している:

  「SECの行動は、才能とイノベーションを米国から引き離し、責任ある建築家を支持する明確なルールを持つ国々へと向かわせる。シンガポールは2020年に、米国のハウエイテストには従わないと明言している。日本は取引所のための明確な自己規制枠組みを持っている。」

  彼は、人工知能(AI)と拡張現実(AR)の爆発がブロックチェーンと真のデジタル所有権の必要性を浮き彫りにしてる中で、「進歩的な国々」が特に恩恵を受けると考えている。

  SECの公正性と動機に対する疑問

  バイナンスとコインベースに対するSECの訴訟の潜在的な影響について見解を示した人々は、SECの動機と公正性が何なのかについても議論を進めている。

  ブロックチェーンセキュリティ企業Halbornの最高経営責任者であるデビッド・シュヴェド氏によれば、SECの任務は投資家の保護を確保することである。シュヴェド氏は、これは取締り行動ではなく、明確な規制を通じて達成することができると考えている。また、SECのゲイリー・ゲンスラー委員長の動機が偏っている可能性があると指摘した。「彼の個人的な野望と、自身の立場を正当化する必要が、彼の核となる任務を上回ってしまったように思われる」と彼は説明した。

  分散型金融プロトコルAngelBlockの創設者であるアレックス・ストジェシニエフスキ氏は、SECの行動を「怠惰」と表現した。彼は、これでは適切な規制が推進されないと考えている。

  「それはまるで、間違った答えを出したあなたを罰する教師のようだ。しかし、その教師はあなたに何も教えてくれない。また実際に、SECが主張するような管轄権が彼らにあるとも私は考えて居兄」

  分散型取引所Dexalotの最高経営責任者であるティム・シャン氏は、訴訟について複雑な感情を抱いていると述べ、SECの行動はコミュニティに対して不公平だと述べている。

  「彼らは仮想通貨コミュニティに対してほとんど明確な指針や指導を提供していない。彼らは法廷を通じて規制しており、それは本当に不公平で、規制や統治の正しい方法ではない」と彼は語っている。

  仮想通貨株とアルトコインの価格への影響

  BitMEXの最高経営責任者であるシュテファン・ルッツ氏は、SECが取引所に対して強硬に出たことによる市場への潜在的な影響についての洞察を共有した。短期的には、米国に拠点を置く仮想通貨関連株、アルトコイン、仮想通貨スタートアップの評価に下方圧力がかかるだろうとルッツ氏はみている。ルッツ氏は次のように説明した:

  「投資家は、ビットコインのように証券とみなされる可能性が低いものや、法定通貨との相関があるステーブルコインに資金を移すことで、仮想通貨に資金を保持する可能性が高い」

  中長期的には、取引所は米国に拠点を置く顧客と取引する際や、SECが証券であると主張しているものへのアクセスを提供する際には慎重になるだろうとルッツ氏は考えている。彼はまた、規制当局が「証券の定義の問題を再び裁判所に持ち込む」ことについても不満を表明している。

  なお、BitMEX自体も米国の規制当局との問題を経験している。2021年、同取引プラットフォームは、商品先物取引委員会(CFTC)および金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)との裁判を解決するために最大1億ドルを支払うことに同意した。また、2022年にはニューヨークの裁判所がBitMEXの創設者に対して3000万ドルの民事罰金を支払うよう命じている。

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