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仮想通貨マイニング装置企業カナン 第1四半期は8440万ドルの純損失

 仮想通貨マイニング装置企業カナン 第1四半期は8440万ドルの純損失  WikiBit 2023-05-27 00:45

中国のビットコインマイニング企業カナンは、2023年第1四半期に一部の財務指標がわずかに改善したと報告した。しかし、その進歩は昨年の同時期に比べてまだ遠く及んでいない。

  

  中国のビットコインマイニング企業カナンは、2023年第1四半期に一部の財務指標がわずかに改善したと報告した。しかし、その進歩は昨年の同時期に比べてまだ遠く及んでいない。

  投資家向けページに掲載された財務報告によると、カナンの純損失は第1四半期に8440万ドルで、前四半期の9160万ドルの純損失よりも減少した。この純損失は、同社が純利益6510万ドルを報告した2022年の全ねん同期と比較して大幅な赤字となっている。

  カナンは、継続中の弱気相場とそれに伴う収益の減少にもかかわらず、事業を拡大していると主張している。第1四半期の結果は、低い市場需要や、銀行システムの危機、ビットコイン(BTC)価格の回復の遅れなど、いくつかの要因によって影響を受けた。第1四半期の売上高は5510万ドルで、前四半期の5830万ドルや前年同期の2億180万ドルに対して減少した。カナンの最高財務責任者ジェームズ・チェン氏は報告書で、「2023年第1四半期には、業界全体の販売価格の低下や、米国の銀行破綻に伴う支払いと出荷の遅れなど、予期しない事態が発生し、売上高がさらに縮小した」とし、収益の結果は「期待を下回った」と述べている。

  売上高の内訳は、製品収益が4410万ドル、マイニング活動からの収益が1110万ドル、その他の収益が30万ドルである。マイニング活動から得られる収益は、2022年第4四半期の1070万ドルから3.3%増加し、前年同期の480万ドルから130.2%増加した。マイニング運用に関連する費用には、電力やホスティング、設備の減価償却と償却が含まれる。

  2023年第1四半期の総営業費は3810万ドルで、前四半期の6080万ドルと比較して減少し、前年同期の3800万ドルとほぼ同等だった。チェン氏は「前四半期から31.4%営業損失を縮小することができた」と述べた。報告書によると、研究開発への投資が減少している。カナンは第1四半期に1910万ドルを投じ、前期の3340万ドルと比較して減少した。この減少は、A13シリーズ製品の研究開発に1430万ドルの一時的な支出があったためだ。前年同期には、同社は研究開発に1510万ドルを投じていた。

  報告書によると、2023年3月31日時点でカナンが保有する仮想通貨は623BTCで、1340万ドル相当だった。現金及び現金同等物は7200万ドルで、2022年12月31日時点の1億160万ドルと比較して減少している。

  翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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