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イーサ(ETH)は証券か?それとも商品か? 「どちらにもなり得る」と元CFTC委員

 イーサ(ETH)は証券か?それとも商品か? 「どちらにもなり得る」と元CFTC委員 WikiBit 2023-05-24 07:10

米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員は、イーサリアムのネイティブトークンであるイーサ(ETH)がコモディティ(商品)でありながら証券でもある可能性があると主張した。

  Tom Mitchelhill

  2023年05月24日 16:10

  イーサ(ETH)は証券か?それとも商品か? 「どちらにもなり得る」と元CFTC委員

  米商品先物取引委員会(CFTC)の元委員は、イーサリアムのネイティブトークンであるイーサ(ETH)がコモディティ(商品)でありながら証券でもある可能性があると主張した。

  ローラ・シン氏がホストを務めるポッドキャスト「Unchained」の5月23日のエピソードに、ダン・バーコヴィッツ氏が出演した。同氏は、CFTCの元委員であり、米証券取引委員会(SEC)の元法律顧問であもある。バーコヴィッツ氏は、ETHが両規制機関(SECとCFTC)の管轄下にあることが法的に可能であると語った。

  イーサの法的地位についての混乱は、大部分がCFTCとSECからの矛盾した声明に由来している。過去6ヶ月間に、CFTCはイーサを他のいくつかの仮想通貨と共に何度もコモディティと呼んでいる。

  一方ゲイリー・ゲンスラー委員長が率いるSECは、イーサに明確な法的カテゴリーを提供していない。同委員長は4月の議会公聴会で、ビットコイン(BTC)を除くすべてのものが証券とみなされるべきだと発言したが、詳細については拒否した。

  イーサが証券であると同時にコモディティであるという主張は、多くの人にとって矛盾しているように思えるかもしれないが、バーコヴィッツ氏は、コモディティと証券の法的定義が重複しているため、資産が両方に分類される可能性があると語った。

  「法律は明確だ。何かは実際にはコモディティでありながら証券でもあることが可能だ」 とバーコヴィッツは言う。

  コモディティは純粋に物理的なアイテムである「小麦」や「オート麦」でないため、混乱が生じるとバーコヴィッツ氏は説明する。また、「先物契約」の範囲内にあるものは技術的にコモディティと定義することができるため、「先物」がCFTC自体の名前の一部である理由だとも付け加えた。

  バーコヴィッツ氏は、証券法と証券取引法によって定義され、手形や投資契約などを含む証券もまた、先物契約の対象となり、それによってCFTCの管轄下に置かれる可能性があると述べた。

  CFTCの主な規制範囲は、商品の先物とスワップの規制を含んでいる。一方、SECは証券を単独で規制している。しかし、もし何かがCFTCの視点でコモディティであり、SECの定義の下で証券であるなら、両方の規制機関が管轄権を持つことは十分に可能だという。

  ポッドキャストで、多国籍法律事務所サリバン&クロムウェルのパートナーであるコリン・ロイド氏は、SECがビットコインを除くすべてのものを連邦証券法の下で「証券」の地位に指定すべきだと主張することについて批判した。

  「判例においてブロックチェーン上で動作する何らかの数字文字列が本質的に証券になることを示すものは存在しない」とロイド氏は言う。

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