BTC 3.2万ドルまで上昇できるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　

　　ビットコイン価格分析

　　ビットコインは引き続き対称トライアングルパターンの中で取引されており、強気派と弱気派の間で綱引き状態となっていることを示している。通常トライアングルが形成される前のトレンドが継続することが多い。つまり、価格は上昇方向にブレイクアウトする可能性がある。

　　BTC価格がトライアングルの上限を突破し、BTC/USDTペアが32,400ドルまで上昇する可能性がある。弱気派はこのレベルで強力に抵抗すると予想されるが、強気派が32,400ドルを突破すれば、上昇は40,000ドルに達する可能性がある。

　　逆に、BTC価格が抵抗ラインから下落した場合、BTCはトライアングルの内部でさらに数日間ランダムな値動きを続ける可能性がある。

　　BTCがトライアングルの下限を割り込んで下落すると、弱気派が強気派を圧倒したことを示す。その後、ペアは25,250ドルまで急落する恐れがある。

　　イーサ価格分析

　　強気派は5月5日にイーサリアム（ETH）を対称トライアングルパターンの抵抗ラインを突破した。これは、強気派が売りを吸収し、勝者となったことを示している。

　　ETH価格がトライアングルを上回る状態を維持できれば、ETH/USDTペアはまず2,000ドルに上昇し、その後2,200ドルを目指す可能性がある。弱気派はこのレベルで積極的に抵抗するだろうが、これを突破すれば、ETHは3,000ドルに向かって急上昇するだろう。

　　逆に、ETH価格が現在のレベルから下落し、トライアングルに戻る場合、ブレイクアウトはブルトラップであった可能性がある。その後、ETHはサポートラインに再び下落するかもしれない。このラインを割り込むと、ETHはターゲットとする1,619ドルまで下落する恐れがある。

　　XRP価格分析

　　XRPは5月4日にはらみ足のローソク足パターン、5月5日に同事線のローソク足パターンを形成した。これは、強気派と弱気派が慎重に行動しており、大きな賭けをしていないことを示している。

　　移動平均線は弱気のクロスオーバーを完了し、相対力指数（RSI）はネガティブな領域にあることから、弱気派がわずかに優位であることが示唆される。弱気派は、価格を0.43ドルという強力なサポートレベルまで下げようと試みるだろう。

　　逆に、XRP価格が現在のレベルから反発し、20日間指数平滑移動平均線（0.47ドル）を上回ると、より安値のレベルでは堅実な買いがあることになる。その後、XRP/USDTペアは抵抗ラインまで上昇する可能性がある。この抵抗を突破することで、XRPは0.54ドルまでの上昇することができるだろう。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

　　本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自分でリサーチを行って決定してください。