サポートが割れる可能性　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay

　　2023年04月25日 07:19

　　サポートが割れる可能性 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　ビットコイン価格分析

　　ビットコイン（BTC）は、ここ数日間、移動平均線の間で推移しており、強気派と弱気派の間で決着がつかない状況が続いている。強気派は50日SMA（27,078ドル）までの下落を買い、弱気派は20日EMA（28,466ドル）で売りを入れている。

　　この不確実性は長く続かないだろう。

　　下向きの20日EMAと、相対力指数（RSI）のマイナス圏にあることから、弱気派に有利な状況が示されており、50日SMAを下抜く可能性が高まっている。BTC/USDTペアは、重要な支持線である25,250ドルまで急落する可能性がある。強気派は、このレベルを全力で守ると見られる。

　　一方、上値では20日EMAを抜けて上昇すると、強気派の反撃が始まる兆しとなる。その場合、指数は31,000ドルを目指して上昇するだろう。

　　イーサ価格分析

　　イーサリアム（ETH）は、強気派が38.2%のフィボナッチリトレースメントレベルである1,846ドルを守り抜いたものの、20日EMA（1,913ドル）の上値抵抗を突破できなかった。

　　弱気派は、50日SMA（1,799ドル）を下抜くことで、より優位な立場を築こうとするだろう。もし成功すれば、ETH/USDTペアは61.8%リトレースメントレベルの1,663ドルまで下落する可能性がある。

　　一方、50日SMAや50%リトレースメントレベル（1,754ドル）で強い反発が見られると、下位レベルでの買いが強まることを示す。20日EMAを突破し、引け値がそれを上回ると、強気派に有利な状況となる。その場合、ペアは2,000ドル、その後2,200ドルを目指すことになるだろう。

　　XRP 価格分析

　　リップル（XRP）は、4月22日に50日SMA（0.45ドル）を守り、4月24日には20日EMA（0.48ドル）を上回ろうとしたが、上ヒゲが、上位レベルでの弱気派の活動を示している。

　　下向きの20日EMAとマイナス圏のRSIは、弱気派が優勢であることを示している。50日SMAが下抜けると、XRP/USDTペアは0.43ドルまで急落する可能性がある。このレベルは重要で、もし下抜けると、ペアは0.36ドルまで下落する可能性がある。

　　強気派が下落を防ぐためには、急いで20日EMAを上回る価格を維持しなければならない。その場合、ペアは抵抗ラインに上昇し、弱気派が再び強固な防衛を行うだろう。もし、このバリアを突破すれば、ペアは0.56ドルまで上昇する可能性がある。

　　カルダノ価格分析

　　カルダノ（ADA）は、過去数日間、移動平均線の間で取引されており、次の方向性について不確実性がある。

　　20日EMA（0.40ドル）が下向きに転じ、RSIが45近辺にあることから、弱気派が優勢を取ろうとしている。50日SMA（0.37ドル）のサポートが崩れると、ADA/USDTペアは0.33ドル、その後0.30ドルまで下落する可能性がある。

　　一方、50日SMAから価格が上昇し、20日EMAを上回ると、強気派が弱気派を打ち負かしたことが示される。その場合、ペアは再びネックラインを上抜け、0.46ドル付近の抵抗を再びテストするだろう。