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米上院委員会のFTX公聴会 規制権限のギャップが浮き彫りに

 米上院委員会のFTX公聴会 規制権限のギャップが浮き彫りに WikiBit 2022-12-02 00:26

米商品先物取引委員会(SEC)のロスティン・ベーナム委員長は12月1日、上院農業・栄養・林業委員会の会合で、同委員会の規制には「何十年も市場に貢献してきた中核的要素」が含まれていると述べた。

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  米商品先物取引委員会(SEC)のロスティン・ベーナム委員長は12月1日、上院農業・栄養・林業委員会の会合で、同委員会の規制には「何十年も市場に貢献してきた中核的要素」が含まれていると述べた。ベーナム氏と上院議員たちはFTXの破綻の影響が整理されるにつれ、現行法の重大な欠陥が明らかになったと主張した。

  ティナ・スミス上院議員は、FTXの破綻を「驚くべきことではなく、衝撃的なこと」とし、「規制の隙間がある限り、今後も危機は起こり続けるだろう」と述べた。ベーナム氏は、証券取引委員会には、顧客の資金を分離し、投資取引の最良執行を行うなどの基本的な保護措置を求める権限があるとして、基本的な保護措置を要求する権限を持っていることを指摘した。

  ベーナム委員長は「私たちはその方法を知っている」と発言。それにもかかわらず、彼は冒頭のあいさつでこう述べていた。

  「規制当局として答えるべき質問は、必ずと言っていいほど、『なぜこのような事態を招いたのか』『どのように再発防止を図るのか』だ。CFTCに新たな権限がなければ、他の規制当局が既存の権限の範囲内で行動したとしても、連邦政府の規制の枠組みにはギャップが残るだろう」

  ベーナム委員長は数カ月前から自身の機関の権限拡大を働きかけてきた。同氏は、CFTCとSECが両者の対立を示唆し、「権力の掌握」をしているとの話を否定した。省庁間の協力は目新しいものではなく、今後も続くとベーナム氏は指摘。CFTCの権限拡大は「ギャップを埋める」ものになるという。

  包括的な規制を持つSECとCFTCの間で「責任は同じになる」というベーナム委員長。CFTCの規制は適用された場合、うまく機能するとした。

  ベーナム委員長はCFTC規制の成功例として、仮想通貨デリバティブプラットフォームでFTXの子会社のレジャーX(LedgerX)を挙げた。しかし「我々CFTCは、規制されていない事業者について、内部告発がなければ、尋ねる法的権限はない」と、ベーナム委員長はトミー・タバービル上院議員に話した。さらに、ベーナム委員長は次のように話した。

  「我々は単に現物取引所を登録する権限を持っていない(中略)これはギャップだ」

  タバービル上院議員にはまた、FTXが格付け機関から高いガバナンスの評価を受けていることを指摘した。タバービル上院議員には、「彼らは訴えられる可能性があるのか」と質問。格付け機関の監視も「潜在的なギャップ」だとベーナム氏は答えた。

  CFTC Chairman Behnam says DCCPA wouldve prevented the FTX collapse.nDCCPA would apply to a Bahamian exchange?

  — Miller (@millercwl) December 1, 2022

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