2023年3月までにビットコインキャッシュを法定通貨として採用か＝カリブ海のセントクリストファー・ネービス

　　Derek Andersen 2022年11月15日 07:17 2023年3月までにビットコインキャッシュを法定通貨として採用か＝カリブ海のセントクリストファー・ネービス

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　　カリブ海に浮かぶ島国であるセントクリストファー・ネービスは、2023年3月までにビットコインキャッシュを法定通貨として宣言する可能性がある。テランス・ドリュー首相は、11月12日にセントキッツで開催されたビットコインキャッシュ2022カンファレンスで講演した際に発表した。

　　セントクリストファー・ネービスは東カリブ中央銀行（ECCB）のメンバーであり、2019年3月に開始されたECCBの中央銀行デジタル通貨（CBDC）プログラム「DCash」に参加している。そうした中でドリュー首相は「我が国は常に先進的な国であり、国民を進歩させることができる新しい技術を探求するリーダーだ」と述べた。

　　「専門家やプロフェッショナルの指導を受け、地域銀行システムと協議しながら、その可能性を探る。（中略）私は、我が国と国民への安全が保証されれば、ビットコインキャッシュのマイニングに従事し、2023年3月までにここセントクリストファー・ネービスでビットコインキャッシュを法定通貨にすることを視野に入れて、さらに対話していく」

　　DCashのプログラムには技術的な問題があり、普及を妨げられている。カリブ海諸国はその代替を視野に入れているのかもしれない。同じくカリブ海にあるオランダ自治領シント・マールテンの国会議員ローランド・ブリソン氏ドリュー首相の後に演説し、ビットコインキャッシュへの支持とCBDCへの反対を表明した。

　　ブリソン氏はCBDCを「危険すぎて検討できない」と反対した。

　　「私たちの管轄域で中央銀行が、「私たちには監視し、関与し、促進し、保護する能力がない」と率直に認めているのは素晴らしいことだ。もし彼らが銀行部門を適切に規制できないのなら、なぜ今、彼らが全く知らないことをするために巨大な権限を与えなければならないのか。規制の発言権を持つのは立法者であるべきだ。