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FTX流動性危機、バイナンスCEOが語る「2つの教訓」とは

 FTX流動性危機、バイナンスCEOが語る「2つの教訓」とは WikiBit 2022-11-09 03:05

バイナンスのチャンポン・ジャオCEO(通称CZ)は、FTXの悲劇から学ぶべき「2つの大きな教訓」について語っている。1つは仮想通貨企業は自社のトークンを担保として使用すべきではなく、もう1つは「大きな準備金」を保持すべきというものだ。

Luke Huigsloot  2022年11月09日 12:05  FTX流動性危機、バイナンスCEOが語る「2つの教訓」とは 

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  バイナンスのチャンポン・ジャオCEO(通称CZ)は、FTXの悲劇から学ぶべき「2つの大きな教訓」について語っている。1つは仮想通貨企業は自社のトークンを担保として使用すべきではなく、もう1つは「大きな準備金」を保持すべきというものだ。

  11月9日のツイートで、CZはFTXの重大な「流動性危機」、そして最終的にバイナンスが苦境にある取引所を買収するための拘束力のない同意書を作成した後、2つの教訓を示している。

  CZは、最初の教訓として、自社で作成したトークンを担保にしてならないことを挙げ、自身の取引所のトークンであるバイナンスコイン(BNB)が担保として使われたことはないとも主張している。

  FTXの流動性問題は、FTXと関連会社のアラメダ・リサーチがFTXトークン(FTT)を大量に保有していると報じられたことが発端となり、バイナンスがFTTの保有を清算するとCZが11月6日にツイートした後に発生した。

  バイナンスが現在、どれほどの準備金を保有しているのか公開しているわけではないが、CZはツイートで、完全な透明性を目指してバイナンスは近いうちに準備金の証明を提供すると言及している。

  FTXの流動性危機から得たCZの2つ目の教訓は、仮想通貨ビジネスは借入をするべきではなく、代わりに多額の準備金を維持することを選ぶべきだというものだ。これは、11月7日にFTXユーザーが引き出しの遅れを訴え、取引所がユーザーの資金を十分にカバーできていなかったという噂が流れたことを指しているのかも知れない

  CZによるFTT清算のツイートは、結局、取引所での「取り付け騒ぎ」を引き起こし、分析プラットフォームCryptoQuantのデータでは、FTXのビットコイン(BTC)残高が11月7日だけで19,956BTCも減少していることが明らかになっている。

  本稿執筆時点では、FTTは過去24時間で75%下落しており、始値の22.14ドルに対し、執筆時点の最終価格は5.70ドル前後となっている。

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