F2PoolやPoolinといったマイニングプール、ETHWのPoWマイニングに参加

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　　イーサリアムがプルーフ・オブ・ステーク（PoS）コンセンサスメカニズムに移行したにもかかわらず、マイニングプールは、イーサリアムのプルーフ・オブ・ワーク（PoW）バージョンでのマイニングに参加している。

　　PoW版イーサリアムを提唱するコミュニティであるイーサリアムPoW（ETHPoW）は、ETHWメインネット立ち上げ後もマイニングを継続するマイニングプールのリストを公開した。

　　イーサリアムPoWによると、一部の大手イーサリアムマイニングプールは、イーサリアムが環境に優しいPoSコンセンサスメカニズムに切り替えたにもかかわらず、マイニングを継続するという。

　　記事執筆時点で、ETHWのマイニングプールのリストは、F2Pool、Poolin、AntPool、Nanopool、2miners、EthwMineなど、合計19のマイニングプールで構成されている。

　　興味深いことに、このリストにはPool MoscowやBaikalMineなどロシアに関連するプールや、UA Poolなどウクライナのプールも含まれている。イーサリアムPoWは、メインネット立ち上げ後に参加するプールが増えているため、リストが増加しているとも指摘している。

　　ETHWのマイニングプールは、どうやらかなりのマイニング能力を有しているようだ。ETH.BTC.comのデータによると、F2PoolはEthermineに次いでブロック数で2番目に大きいイーサリアムのマイニングプールで、1年間のブロックシェアは15.7%に達している。

　　Poolinの貢献度も高く、Poolinマイニングプールのブロックシェアは合計で8.7%に達している。データによると、2miners、Nanopool、AntPoolも一定のシェアを持っており、年間ブロックシェアはそれぞれ5%、3%、1.5%となっている。

　　ETHWのマイニングプールを合わせると、ブロックシェアで見た場合、世界最大のイーサリアムマイニングプールであるEthermineよりも多くのマイニング能力を占めているようで、過去1年間で全イーサリアムブロックの28%以上をマイニングしている。

　　F2PoolやPoolinとは異なり、EthermineはイーサリアムがPoSに切り替わったことにより、イーサリアムのマイニングプールサービスの終了を選択し、水曜日に引き出し専用モードを発表した。その代わり、同社はイーサリアム財団のPoSイーサリアムのビジョンに沿った新しいイーサリアムステーキングサービスを開始した。

　　マージはイーサリアムのメジャーアップグレードであるが、これはイーサリアムをよりグリーンでエコなものにすることを目指している。イーサリアムのリサーチャーであるジャスティン・ドレイク氏によると、イーサリアムのマージは世界の電力消費量を0.2%削減するとのことだ。

　　“The merge will reduce worldwide electricity consumption by 0.2%” - @drakefjustin

　　— vitalik.eth (@VitalikButerin) September 15, 2022

　　イーサリアムがPoSに切り替わったことにより、イーサリアムのマイニング関連企業は、マイニングを継続するための解決策を積極的に模索している。例えば、仮想通貨マイニング企業Hive Blockchainは、イーサリアムのマイニングを他のコインに置き換える取り組みを行っている。