エリザベス女王のミームコインやNFTが登場　2万8000％上昇の仮想通貨も

　　Brian Quarmby 2022年09月09日 18:34 エリザベス女王のミームコインやNFTが登場 2万8000％上昇の仮想通貨も 68 閲覧数 1 シェア数

　　ニュース

　　エリザベス二世の死後、仮想通貨ギャンブラーたちは時間を無駄にせず、40以上の新しいエリザベス女王関連のミームトークンと、同じ系統の何百もの新しい非代替性トークン（NFT）で仮想通貨市場を賑わせたのだ。

　　過去24時間にBNBスマートチェーン（BSC）やイーサリアム上の分散型取引所でローンチされた新しいトークンには、クイーンエリザベス・イヌ、セーブ・ザ・クイーン、クイーン、クイーン・ドージ、ロンドン・ブリッジ・イズ・ダウン、RIPクイーンエリザベスといったものがある。

　　Dex Screenerのデータによると、BSCに拠点を置くパンケーキスワップのクイーンエリザベス・イヌのトークンはその後、過去24時間で最大の価格上昇を見せ、記事執筆時点で2万8506％上昇の0.00008000ドルという目を疑うような勢いである。

　　Queen Elizabeth Inu chart: Dex Screener

　　しかし、24時間の取引高39万1000ドルは、わずか12時間弱で270万ドル相当の取引量を記録したエリザベストークンと比べても見劣りする。このトークンも8442%という急激な上昇を見せ、0.059931ドルで推移している。

　　注目すべきは、クイーンエリザベス・イヌとエリザベスの両トークンの背後にある流動性がわずか1万7000ドルと20万4000ドル相当であり、背後に真剣な支持があるわけではないことを示している。昨年10月にクラッシュして炎上した悪名高い「イカゲーム」トークンと同様に短期間で乱高下する可能性を示唆している。

　　NFTのマーケットプレイスOpenSeaでも、女王の死去から数時間で「RIP Queen Elizabeth」プロジェクトが立ち上がった。

　　このコレクションには520のNFTがあり、それぞれのトークンにはエリザベス女王のアートワークが施されている。このプロジェクトでは、0.06Ether（ETH）相当の約101ドルの売却量しか発生していないため、コレクターはまだこのプロジェクトに飛びつかなかったようだ。

　　NFTの多さは、このプロジェクトの制作者がコレクションを発表するタイミングを待っていたことを示唆しているように思われる。

　　Rip Queen Elizabeth NFTs: OpenSea

　　エリザベス二世は96歳で亡くなったが、主権国家の君主として最も長い在任期間であり、70年と214日にわたって英国の舵取りをしてきた。イギリス国民から強い支持を受け、在位中の君主制支持率は90％前後を記録した時期もあった。