仮想通貨暴落後でもナイジェリアでは仮想通貨に高い関心＝レポート

　　Prashant Jha 2022年08月09日 13:47 仮想通貨暴落後でもナイジェリアでは仮想通貨に高い関心＝レポート

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　　4月の仮想通貨市場の暴落では、ほとんどの仮想通貨が最高値から60%以上の下落となり、取引活動、投資家の関心、ベンチャーキャピタルへの投資など全体的な低迷につながった。一方、最近の研究では、4月の暴落以後、仮想通貨に対する好奇心や関心が高まっていることが強調されている。

　　この調査は、仮想通貨市場への関心の高まりを反映することが多い仮想通貨の人気検索語句のGoogleトレンドデータに基づいて行われた。その後、各国の検索履歴を集計し、総合的な検索スコアを算出した。上位の国々は、市場低迷の中でも仮想通貨購入に非常に熱心であるように見える。

　　CoinGeckoの調査によれば、4月の仮想通貨市場の低迷の後、ナイジェリア人の好奇心が大幅に上昇したことが強調されている。ナイジェリアの人々は、「仮想通貨（cryptocurrency）」、「仮想通貨への投資（invest in crypto）」、「仮想通貨を買う（buy crypto）」という言葉を、調査に参加した15カ国の中で最も多く検索し、検索スコアの合計は370に達した。

　　以下の2つのGoogleトレンドチャートは、ナイジェリアでの「invest in crypto」検索のデータを世界と比較したものです。この用語の検索密度は、ナイジェリアでは4月の下落後でも一定の関心率を維持しているが、世界の検索密度の方をみると一定の減少を示している。

　　Data for “Invest in Crypto” search term in Nigeria Source: Google Trends

　　Data for “Invest in Crypto” search term worldwide Source: Google Trends

　　ナイジェリアの仮想通貨への関心の高まりは、同国の不十分な金融サービス、つまりアフリカ全域の仮想通貨導入の重要な理由となっているものです。コインテレグラフが4月に報じたように、ナイジェリアの仮想通貨投資家の52%にあたる1736万人近くが、資産の半分以上を仮想通貨に割り当てているという。ナイジェリア人は、資産の保存と送金のための手段として仮想通貨を使い始めたようだ。

　　アラブ首長国連邦（UAE）は検索スコア270で2位となったが、これは同国が最近仮想通貨の導入を推進していることを考えると、多くの人にとって驚きではないだろう。シンガポールは検索スコア260で3位、米国は検索スコア157で12位にランクインしている。