ついに底を打ったか？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay 2022年07月19日 07:20 ついに底を打ったか？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　価格分析 BTC/USDT

　　20日指数移動平均（EMA：20,986ドル）付近で2日間推移した後、ビットコインは7月18日に決定的な上昇を遂げた。この上昇により、シンメトリカル・トライアングルの抵抗線を上抜け、トレンド反転の可能性を示している。

　　BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　20日EMAは横ばいだが、相対力指数（RSI）はプラス圏に上昇しているため、モメンタムが買い手に有利であることを示している。強気派は今後、23,363ドルのハードルを乗り越えようとしている。

　　もしこのレベルから下降に転じたとしても、三角保合からのブレイクアウトレベルで反発した場合、下値での買いを示唆することになる。そうなると、23,363ドルを上抜けする可能性が高まる。その後、同ペアはパターン目標である28,171ドルまで上昇する可能性がある。

　　逆に、価格が三角保合より上で維持できない場合、弱気派が三角保合のレジスタンスラインと23,363ドルの間のオーバーヘッドゾーンを積極的に防衛していることを示すことになる。その場合、同ペアはあと数日、三角形の内側にとどまるだろう。

　　ETH/USDT

　　イーサは、7月16日に1,280ドルのオーバーヘッドレジスタンスをブレイクして上抜けし、アセンディング・トライアングルパターンを完成させた 弱気派は、7月17日に50日単純移動平均（SMA：1,336ドル）で上昇を止めようとしたが、強気は譲らなかった。

　　ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　強気派は7月18日に買いを再開し、1,500ドルを超える価格に押し上げた。これは、新たな上昇トレンドの開始を示唆している。ETH/USDTペアは、1700ドルのオーバーヘッドレジスタンスまで上昇する可能性があり、そこでは弱気派が強く挑戦をする。

　　次の調整が20日EMA（1234ドル）で阻止されれば、上昇時の売りから下落時の買いへとセンチメントが変化していることを示唆することになる。そうなれば、1,700ドル突破の可能性が高まる。

　　このポジティブな見方は、価格が下降に転じ、20日EMAを割り込んだ場合、短期的には無効となる。その場合、同ペアは三角保合のサポートラインに引っ張られるだろう。

　　XRP/USDT

　　リップル（XRP）は7月16日にダウントレンドラインを上抜けたが、弱気派は50日SMA（0.35ドル）でリリーフラリーを停滞させた。売り手は7月17日に20日EMA（0.34ドル）の下に価格を引き込もうとしたが、強気派は動かず、ディップを買った。

　　XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　20日EMAは徐々に上昇に転じ、RSIはプラスゾーンに位置していることは、強気派に有利であることを示している。

　　XRP/USDTペアは、7月18日に50日SMAのレジスタンスをクリアし、弱気のディセンディングトライアングルパターンを無効化した。強気派が50日SMAの上で価格を維持すれば、勢いを取り戻し、0.45ドルまで上昇する可能性がある。

　　この強気な見方を無効にするには、弱気派がペアを三角形に引き戻す必要がある。このような動きは、アグレッシブ・ブルズを罠にはめ、0.30ドルの重要なサポートに沈める可能性がある。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

　　ここに表示された見解および意見は、著者のものであり、必ずしもコインテレグラフの見解を反映するものではありません。すべての投資とトレーディングにはリスクが伴うため、意思決定の際に独自の調査を実施する必要があります。市場データは、HitBTCから提供されています

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