CFTC、仮想通貨とFX企業34社を無登録の外国法人として分類

　　Turner Wright 2022年07月15日 07:59 CFTC、仮想通貨とFX企業34社を無登録の外国法人として分類

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　　米国商品先物取引委員会（CFTC）は14日、仮想通貨関連サービスを提供する少なくとも6社を含む34の未登録外国事業体を登録不備リストに追加した。

　　CFTCは、バイナリーオプションや外国通貨または仮想通貨などの商品取引を含むサービスを提供する事業体に対し、CFTCに登録することを要求する企業のリストを拡大したと明らかにした。登録不備リスト（REDリスト）に追加されたのは、B.O TradeFinancials、CryptoBO、Bitpay Options、CryptoSphereFX、Direct Cryptos、Prime Crypto FX。

　　2015年以降、CFTCは202社をREDリストに掲載し、米国を拠点とする投資家に「歴史的に詐欺の苦情が多い商品または市場に参加する場合」に注意するよう警告している。14日に追加された会社にリンクされているいくつかのウェブサイトは、記事掲載時に確認できなかった。

　　CFTCコミッショナーのクリスティン・ジョンソン氏は「CFTCに登録されていないため、これらの事業者と取引を行う顧客は、CFTCによる顧客保護、セーフガード、ガードレールの恩恵を受けられない可能性がある」と述べた。「無登録の事業者、特にそうした監視を受けずに国境を越えて活動する事業者との取引は、米国の顧客を重大かつ懸念すべきリスクにさらす可能性がある」

　　証券取引委員会（SEC）と同様に、CFTCは仮想通貨企業に関わるケースで強制措置を起こす権限を持つ数少ない米国政府部門の1つだ。しかし、デジタル資産に関する明確な枠組みがないため、多くの業界専門家は、米国で活動するために必要な規制のパッチワーク的な性質を懸念する声を上げている。6月には、SECとCFTCがデジタル資産分野で異なる責任をどのように扱うことができるかを検討することを目的とした法案が議員により提出された。