サポートからの反発は？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay 2022年07月12日 07:23 サポートからの反発は？仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　価格分析 BTC/USDT

　　ビットコインは7月8日の22,527ドルから下落に転じ、7月10日に20日指数移動平均（EMA：21,164ドル）を割り込んだ。これは、下値で買ったと思われるトレーダーが利益を計上し、積極的な弱気派がショートポジションを開始したことを示唆している。

　　BTC/USDT daily chart. Source: TradingView

　　BTC/USDTペアは、三角保合のサポートラインまで下落する可能性がある。このレベルからの反発は、このレベル付近で強気派が蓄積していることを示唆するため、注意すべき重要なレベルだ。その後、買い手は再び20日EMAのハードルをクリアし、23,363ドルまで押し上げようとする。

　　50日単純移動平均線（SMA：24,496ドル）をブレイクして終値で上回れば、底打ちした可能性を示唆する。

　　逆に、サポートラインを割り込むと、弱気派が支配していることを示唆することになる。売り手はその後、18,626ドルと17,622ドルの間の強力なサポートゾーンに沈めようとするだろう。

　　ETH/USDT

　　イーサ（ETH）は、7月8日に1280ドルの直上のレジスタンスから下降に転じ、弱気派が積極的にこのレベルを守っていることを示唆した。売り手は7月10日に20日EMA（1192ドル）の下に価格を引き込み、7月11日に三角保合のサポートラインをブレイクしようとしている。

　　ETH/USDT daily chart. Source: TradingView

　　もし、これに成功すれば、強気な設定が無効になる。それは、ETH/USDTペアを998ドルに沈める可能性がある。この水準を割り込めば、終値が881ドルを再試行する可能性があるため、注意すべき重要な水準だ。

　　この想定に反して、価格がサポートラインから反発した場合、強気派がディップ時に蓄積していることを示唆することになる。買い手は、短期的に優位に立つために、1280ドル以上に価格を押し上げ、維持する必要がある。その後、同ペアは50日SMA（1,422ドル）まで上昇し、パターンターゲットの1,679ドルまで上昇するだろう。

　　XRP/USDT

　　リップル（XRP）は、7月8日にシンメトリカル・トライアングルのレジスタンスラインを上回ることができず、弱気派が上昇時に売り込んでいることを示した。7月10日の強い売りが、価格を三角保合のサポートラインに引き寄せた。

　　XRP/USDT daily chart. Source: TradingView

　　相対力指数（RSI）は、モメンタムが弱気派に有利であることを示す43付近まで低下している。売り手がサポートラインの下に価格を沈めた場合、XRP/USDTペアは0.30ドルまで下落し、その後0.28ドルでの重要なサポートを再試行する可能性がある。このレベルが割れた場合、ペアは下落トレンドを再開する可能性がある。

　　価格がサポートラインから反発した場合、強気派が押し目時に買い続けていることを示す。この場合、買い手は三角保合の上方に価格を押し上げ、優位に立とうとする。そうなれば、同ペアは0.41ドルまで上昇する可能性がある。

　　翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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