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ビットコイン続伸、市場の変調を解説【仮想通貨相場】

 ビットコイン続伸、市場の変調を解説【仮想通貨相場】 WikiBit 2022-06-01 00:20

BTC相場は、株価動向をみながら、予断を許さない展開が続こうが、ここ2週間のレンジを上抜けしていることから、一旦は上値余地を探る展開を予想する。

  Cointelegraph Japan 2022年06月01日 09:20 ビットコイン続伸、市場の変調を解説

  マーケット

  著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト

  東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。

  ポイント

  ・32,000ドル台前半に戻り高値を更新

  ・原油価格上昇で米株は安寄りも、原油反落で米株は戻す

  ・上海ロックダウン解除に加え、ウクライナ情勢に明るい兆しも

  ・予断は許さないが、レンジを上抜けており、引き続き上値余地を探る展開か

  昨日のBTC相場

  昨日のBTC相場は続伸。

  前日の30,000ドル(約385万円)乗せに続き、朝方31,000ドル(約395万円)を抜けると32,000ドル(約410万円)にワンタッチ。しばらく上値を抑えられていたが、未明に32,000ドル台半ばに戻り高値を伸ばしている。

  上海のロックダウン解除に加えウクライナ情勢でもトルコの仲介による話し合い動きが出てきたこともあり、世界的に株式市場が上昇する中、BTCは5月16日の戻り高値31,400ドルを上抜け、32,000ドルにワンタッチした。

  しかし、EUが難航していたロシア産原油禁輸協議で合意したと伝わると、原油先物価格が上昇、米株先物などの重しとなり、BTCも上値を抑えられていた。

  そうした中、注目の連休明けの米株市場は前週末から大きく下げて始まったが、原油先物価格の上昇が120ドル一歩手前で一服、OPECが生産協定からのロシア除外を検討しているとのWSJの報道で、OPECメンバーの増産余地が広がるとの見方が広まり原油先物価格が115ドルに低下、米株が値を戻す中、BTCは32,000ドル台前半に上昇した。

  ウクライナ産小麦などの輸出回廊設定に向け、ロシア外相が6月8日にトルコを訪問、エルドアン大統領と会談したゼレンスキー大統領もプーチン大統領と話し合う準備があるとコメントしたとタス通信が伝えたことも米株の戻しのサポートとなったか。

  しかし、バイデン大統領がパウエル議長との会談で、インフレ抑制が最重要課題で、FRBの独立を尊重するが、インフレ抑制の責務はFRBにあるとしたことを若干嫌気したこともあり、31,000ドル台に値を下げている。

  本日のBTC相場続きはこちら

  本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。

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