Twitterの「最優先事項」は仮想通貨詐欺ツイートの撲滅＝イーロン・マスク氏

　　Turner Wright 2022年04月15日 07:21 Twitterの「最優先事項」は仮想通貨詐欺ツイートの撲滅＝イーロン・マスク氏 17 閲覧数

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　　14日に開催されたバンクーバーのTEDカンファレンスで、イーロン・マスク氏は、もしツイッター買収が成功したら、特定のツイートを宣伝しない、ツイートを編集する機能を追加するとともにその履歴を表示する方法を検討すると述べた。ツイッターは、ツイートの削除やアカウントを永久に禁止したりすることには消極的であるべきであるとする一方で、各国の法律に従って言論の自由を奨励するよう努めるべきと主張した。

　　「私が最優先するのは、ツイッターに存在するスパムや詐欺のボット、ボット軍団を排除することだ」とマスク氏。「彼らは製品に悪影響を及ぼしている。もし私が見たことのある全ての仮想通貨スキャムがドージコインを持っていたら、我々は1000億DOGEがあることになってしまう」

　　Elon Musk speaking to TED curator Chris Anderson in Vancouver

　　13日に米証券取引委員会（SEC）に提出された書類によると、マスク氏はすでに保有している約9％の株式とは別に、ツイッター社の株式を1株あたり54.20ドルで購入することを提案。これは、4月1日時点の株価の終値に38％のプレミアムをつけていることになる。記事執筆時点では、ツイッターの株価は45.08ドルで、過去30日間に30%以上上昇している。

　　テスラCEOが人気ソーシャルメディアプラットフォームを所有する可能性があることに対する反応は様々だった。言論の自由のための正しい方向への一歩だと称賛する声が多い一方で、マスク氏自身のツイッター上での未熟とも思える行動や、彼の莫大な資産を指摘する声もある。

　　ドージコインの共同開発者であるジャクソン・パルマー氏は、「世界一の富豪が敵対的買収を行い最大の公共ソーシャルメディアプラットフォームの1つを強制的に保有することと、何らかの種類の『自由』を結びつけるには、相当な頭の体操が必要だ」と批判した。