インターネットコンピュータ、BTCとETHの統合を年内に展開予定

　　Keira Wright 2022年01月31日 / 13:30 インターネットコンピュータ、BTCとETHの統合を年内に展開予定 4429 閲覧数 17 シェア数

　　ニュース

　　インターネットコンピュータ（ICP）は、2022年以降のロードマップを公開し、年内にビットコインやイーサリアムとの統合を展開する計画を明らかにした。

　　インターネットコンピュータは、開発者がスマートコントラクトや分散型アプリケーション（DApps）をブロックチェーン上に直接インストールできるパブリックブロックチェーンおよびプロトコル。チューリッヒに拠点を置く非営利団体「Dfinity」による長年の開発を経て、2021年5月にインキュベートされ、ローンチされた。

　　The #ICP #BTC integration will prompt a new wave of DeFi applications built to leverage the worlds largest cryptocurrency.nFull story:https://t.co/kexreQTw20 pic.twitter.com/bQkKdel7r5

　　— DFINITY Foundation (@dfinity) January 27, 2022

　　ビットコインの統合は、2022年第1四半期に予定されているDfinityの「Chromium Satoshi Release」の一部として開始される予定だ。「チェーンキー暗号」を使ってスマートコントラクトをビットコインのブロックチェーンに追加し、悪意のあるアクターにネットワークを開放するブリッジを使用する必要性をなくす。

　　Dfinityのコミュニティメンバーであるベルト・パルガ・ペナ氏は、チェーンキー暗号は「インターネットコンピュータを数百万ノードに拡張することを可能にしたブレークスルーの1つ」だと説明した。

　　さらに、finityのプロダクトディレクター、ディエゴ・プラッツ氏によると「インターネットコンピュータ上のスマートコントラクトは、秘密鍵を必要とせず、ビットコインの保有、送受信が可能になる」という。

　　一方、イーサリアムとの統合は、2022年第3四半期に「Vanadium Vitalik Release」で予定されている。Dfinityはまだ統合の詳細を公表していませんが、コミュニケーション担当副社長のマイケル・レス氏はコインテレグラフに次のように説明する。

　　「つまり、インターネットコンピューター上でビットコイン取引を行うと、ブリッジで実際にビットコインの台帳が変更される。それはラップドビットコインやラップドイーサのようなものだ」

　　レス氏は、Dfinityが、「マルチチェーンの未来」のビジョンを促進するために、これらの統合を優先することを選択したと強調した。彼は、「もしビットコインが永遠に存在し続けるのであれば、実際にどのように提供すればいいのか？最高のユーザーエクスペリエンスは、これらすべてのネットワークを直接組み合わせることだ」

　　12月、Dfinityはスマートコントラクト（ICPのエコシステムでは「キャニスター」と呼ばれる）がICPトークンの残高を独自に保有することを可能にした。

　　コインテレグラフは1月28日、インターネット・コンピュータのブロックチェーンが分散型取引所（DEX）ソニックを迎え、他に少なくとも2つの取引所が計画中であると報じた。

　　今後登場するポリチェーンキャピタルが支援するDEX「インフィニティ・スワップ」は、ビットコインとの統合を機に、資本参加する方向性を示しているようだ。リー氏によると、ユーザーが流動性プロバイダーとしてBTCをステークできるようになるという。

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