BTCのハッシュレート　一週間で20％近く跳ね上がる

　　10月4日にビットコイン（BTC）のハッシュパワーは130EH/s程度だったが、10日は19％増の155EH/sとなった。

　　BTC市場は、過去一週間で大幅上昇し、本日最高は5万7000ドルで取引されていた。

　　（ビットコイン 10月11日 日足チャート）

　　BTC単価の上昇により、マイニングリグの収益性が向上している。

　　マイニングリグのMicrobt Whatsminer M30S++と Bitmain Antminer S19 Pro（110TH/s）は、1台あたり1日34ドル以上の収益を上げている。

　　その他、Canaan Avalonminer 1246は、1日あたり25.88ドル、Strongu Hornbill H8 Proは1日あたり23.67ドルの利益を得られる。

　　最も低いハッシュパワーのBTCマイニングマシンのBitmain Antminer T9 (11.5 TH/s)で、1日あたり約0.39ドルの利益を得ることができる。

　　ハッシュレート（Hashrate）とは、採掘速度のことで、暗号通貨をマイニングする際の１秒あたりの計算力のことを指している。ハッシュレートが高くなると、マイニングを行う処理速度、つまり処理能力が高くなる。ハッシュレートが高くなる要因にはマイニング参加者の増加があるため、投資する参加者の増加率を確認できる。

　　ハッシュレートは、継続的右肩上がりで推移している。Blockchain.comのデータによると、、2019年1月と比べて、BTCのハッシュレートは約3倍以上に増加している。

　　その中、暗号通貨マイニング機器メーカーのビットメイン（BitMain）は、中国当局の仮想通貨規制を受けて、10月11日から中国での事業を停止せざるを得なくなった。

　　中国が国内の暗号通貨取引に対する取り締まりを強化したことにより、中国以外の国及び地域でBTCの採掘は簡単かつ収益性が高くなっている。

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